タイの
海軍は、
少年ら13
人が
洞窟で
遭難して18
日後に
助け出された「
奇跡の
救出劇」に
参加していた
特殊部隊の
隊員が
活動中に
感染症にかかり、
その後闘病生活を
続けていたものの、
今月死亡したと
明らかにしました。タイ
北部チェンライ
県で
去年6月、
地元サッカー
チームの
少年12
人とコーチ
合わせて13
人が
大雨で
増水した
洞窟から
出られなくなり、タイの
当局や
国内外から
駆けつけたダイバーが
救出活動にあたった
結果、18
日後に
全員が
無事助け出され、「
奇跡の
救出劇」といわれました。
タイの海軍は、救出活動に参加していた特殊部隊隊員のベイルート・パクバラさん(29)が活動中に感染症にかかり、その後闘病生活を続けていたものの症状が悪化して今月27日に死亡したと発表しました。
ベイルートさんがかかった感染症について海軍の報道官はNHKの取材に対し血液の感染症だと述べるにとどまり、ベイルートさんの遺族も詳しいことは聞かされていないと話しています。
この救出活動ではボランティアで参加していたタイ人のダイバーも活動中に呼吸困難で死亡しています。
「奇跡の救出劇」からおよそ1年半がたって新たな死者が発表されたことで、当時の救出活動がいかに過酷だったかを改めて思い起こさせる形となりました。