Actualités japonaises: 危険運転致死傷罪の適用要件見直しめぐり報告書法務省

危険きけん運転うんてん致死傷ちししょう罪ざいの適用てきよう要件ようけん見直みなおしめぐり報告ほうこく書しょ法務省ほうむしょう

Nov 27, 2024 17:11 2

Furigana

危険きけん運転うんてん致死傷ちししょう罪ざいの適用てきよう要件ようけんの見直みなおしをめぐり法務省ほうむしょうの検討けんとう会かいの報告ほうこく書しょがまとまりました。要件ようけんをより明確めいかくにするため、処罰しょばつの対象たいしょうとなる飲酒いんしゅ運転うんてんや高こう速度そくどでの運転うんてんを一律いちりつに判断はんだんできる数値すうち基準きじゅんを設もうけることも考かんがえられるなどとしています。

危険きけん運転うんてん致死傷ちししょう罪ざいをめぐっては、適用てきよう要件ようけんがあいまいだとの指摘してきがあることから、法務省ほうむしょうが有識者ゆうしきしゃも交まじえた検討けんとう会かいで見直みなおしの議論ぎろんを進すすめ、27日にちに報告ほうこく書しょがまとまりました。

この中なかでは、飲酒いんしゅ運転うんてんについて、アルコールの影響えいきょうを受うける個人こじん差さなどにかかわらず、一律いちりつに危険きけん運転うんてん致死傷ちししょう罪ざいの要件ようけんを満みたすと言いえる数値すうち基準きじゅんを設もうけることが考かんがえられるとしています。

そして検討けんとう会かいで出でた意見いけんとして、体内たいないアルコール濃度のうどの検査けんさで、呼気こき1リットルにつき0.5ミリグラム以上いじょう、0.25ミリグラム以上いじょう、0.15ミリグラム以上いじょうとする選択肢せんたくしもあり得えると付記ふきしています。

また、高速度こうそくどでの運転うんてんについては、交通こうつう状況じょうきょうなどにかかわらず危険きけん性せいが認みとめられる数値すうち基準きじゅんを定さだめ、それを満みたす速度そくどでの走行そうこうを一律いちりつに対象たいしょうとすることが考かんがえられるとしていて、規定きていの最高さいこう速度そくどの2倍ばいや1.5倍ばいを基準きじゅんにするべきだとの意見いけんも検討けんとう会かいで出だされたとしています。

一方いっぽう、報告ほうこく書しょでは罰則ばっそくに関にかんする検討けんとう結果けっかも明記めいきされています。

最大さいだいで懲役ちょうえき20年ねんとなる「危険きけん運転うんてん致死傷ちししょう罪ざい」と、最大さいだいで懲役ちょうえき7年ねんとなる「過失かしつ運転うんてん致死傷ちししょう罪ざい」の中間ちゅうかんに当にあたる処罰しょばつ規定きていを設もうけるかどうかも議論ぎろんされましたが、罪つみの類型るいけいをさらに細こまかくするのは難むずかしく、慎重しんちょうに検討けんとうする必要ひつようがあるなどとしています。