Actualités japonaises: OECD 能登半島地震で被災の高校など視察 “学びの継続支援を”

OECD 能登のと半島はんとう地震じしんで被災ひさいの高校こうこうなど視察しさつ “学まなびの継続けいぞく支援しえんを”

Mar 11, 2024 18:03 1

Furigana

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでも子こどもたちを支援しえんしたOECDの教育きょういく分野ぶんやの責任せきにん者しゃが、能登のと半島はんとう地震じしんで被災ひさいした高校こうこうなどを視察しさつし、学まなびの継続けいぞくに向むけて支援しえんを行おこなう考かんがえを示しめしました。

10日にち、来日らいにちしたOECD＝経済けいざい協力きょうりょく開発かいはつ機構きこうのアンドレアス・シュライヒャー教育きょういく・スキル局長きょくちょうは、11日にち石川いしかわ県けん輪島わじま市しを訪おとずれ県立けんりつ輪島わじま高校こうこうで授業じゅぎょうの様子ようすなどを視察しさつしました。

輪島わじま高校こうこうは、地震じしんで校舎こうしゃの一部いちぶが傾かたむきましたが安全あんぜんが確認かくにんされた教室きょうしつで授業じゅぎょうを行おこなっていて、震災しんさい時じにいた1、2年生ねんせい203人にんのうち3割わりほどの生徒せいとが地元じもとに残のこって学まなんでいます。

シュライヒャー局長きょくちょうは平野ひらの敏さとし校長こうちょうと意見いけんを交かわし、今いまも体育館たいいくかんなどが使つかえないことや、多おおくの教員きょういんが校舎こうしゃ内ないや車くるまの中なかで寝泊ねとまりしながら勤務きんむしている現状げんじょうを聞き取ききとりました。

平野ひらの校長こうちょうが「震災しんさいの教訓きょうくんを生いかすためにも子こどもたちが地元じもとの復興ふっこう活動かつどうに参加さんかする機会きかいをつくりたい」と伝つたえたのに対にたいし、シュライヒャー局長きょくちょうは「OECDとしても支援しえんしたい」と応おうじていました。

視察しさつでは県立けんりつ七なな尾び特別とくべつ支援しえん学校がっこう輪島わじま分校ぶんこうも訪おとずれ、道路どうろ状況じょうきょうが悪わるく登校とうこうできない子こどもたちのため、オンライン授業じゅぎょうを行おこなうなどして学まなびを継続けいぞくしてきたと説明せつめいを受うけていました。

OECDは11日にちで13年ねんとなる東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでも復興ふっこうを担になう人材じんざいの育成いくせいに向むけ、子こどもたちを支援しえんするプロジェクトを実施じっししました。

11日にちの視察しさつを踏ふまえ、シュライヒャー局長きょくちょうは「能登のと半島はんとう地震じしんで被災ひさいした子こどもたちが中ちゅう長期ちょうき的てきに国際こくさい社会しゃかいとつながる機会きかいやネットワークを提供ていきょうしたいと考かんがえている。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでもそうだったが教員きょういんへの支援しえんが手薄てうすだと感かんじたので、学まなびの保障ほしょうのために教員きょういんを孤立こりつさせないサポートも必要ひつようだ」と述のべ、支援しえんを行おこなっていく考かんがえを示しめしました。