日本新聞: 偽情報対策のソフト開発やアイデア競う初のイベント

偽にせ情報じょうほう対策たいさくのソフト開発かいはつやアイデア競きそう初はつのイベント

Nov 3, 2024 17:11 1

Furigana

SNSでの偽にせ情報じょうほうの拡散かくさんが課題かだいになる中なか、IT技術ぎじゅつ者しゃたちが集あつまって、偽にせ情報じょうほうの早期そうき発見はっけんや対策たいさくにつながるソフトウエアの開発かいはつやアイデアを競きそうイベントが都内とないで初はじめて開ひらかれました。

「偽にせ情報じょうほう対策たいさくハッカソン」と呼よばれるこのイベントには、企業きぎょうで働はたらくIT技術ぎじゅつ者しゃのほか、大学だいがくの研究けんきゅう者しゃや学生がくせいなどおよそ50人にんが参加さんかしました。

はじめに偽にせ情報じょうほうの現状げんじょうについて4人にんの有識ゆうしき者しゃの講演こうえんが行おこなわれ、生成せいせいAIの登場とうじょうで見分みわけることが難むずかしい精巧せいこうな偽にせ情報じょうほうが大幅おおはばに増ふえていることや、投稿とうこう者しゃや拡散かくさんの流ながれをチェックして対策たいさくを進すすめていく重要じゅうよう性せいなどが指摘してきされました。

このあと参加さんか者しゃたちは、数すう人にんずつの11チームに分わかれて、アイデアを出だしあいながら開発かいはつに取り組とりくんでいきました。

それぞれのチームからは、偽にせ情報じょうほうを発信はっしんしているアカウントの位置いち情報じょうほうを把握はあくできるツールや正ただしい情報じょうほうと偽にせ情報じょうほうを見分みわけるゲーム性せいのある教育きょういくシステムを開発かいはつするアイデアなどが出だされていました。

参加さんかした20歳さいの大学生だいがくせいは、「セキュリティーを学まなんでいて生成せいせいAIにも関心かんしんがあって参加さんかしました。衆議院しゅうぎいん選挙せんきょでもいろいろな情報じょうほうが拡散かくさんされていた印象いんしょうがあり、発言はつげんの切り取きりとり投稿とうこうのもとの発言はつげんを見みられるようなツールを作つくりたい」と話はなしていました。

主催しゅさいした団体だんたい「Code for Japan」の陣内じんない一樹かずき副ふく代表だいひょう理事りじは、「偽にせ情報じょうほうの拡散かくさんには社会しゃかいが分断ぶんだんされる危険きけん性せいもあります。ツールを開発かいはつするだけでなく市民しみんの立場たちばから偽にせ情報じょうほうの対策たいさくを盛り上もりあげていきたい」と話はなしていました。