神奈川県警 横須賀警察署の
駐在所に
勤務していた36
歳の
巡査長が
偽造した
書類を
使い、
業務を通じて知り合った70
代の
男性の
口座から
現金700
万円を
引き出したとして、
詐欺などの
疑いで
逮捕されました。
警察によりますと、
窓口には
制服姿で
訪れて
警察手帳も
示していて
業務を
装ったとみられています。
逮捕されたのは、横須賀警察署地域課の巡査長 澤田義弘容疑者(36)です。
警察によりますと、巡査長は横須賀市内の駐在所に勤務していたことし5月、市内の郵便局で偽造した委任状や払戻請求書を提出し、70代の男性の口座から現金700万円を引き出したとして詐欺や有印私文書偽造などの疑いが持たれています。
巡査長は勤務時間中に男性の通帳や印鑑を持って窓口を訪れていて、制服を着ていたほか、警察手帳も示し、業務を装っていたとみられています。
男性とは駐在所での業務を通じて面識があったということで、調べに対し巡査長は容疑を認めたうえで「借金の返済などに使いました」などと供述しているということです。
神奈川県警ではことしに入って今回を含め計6人の警察官が逮捕されています。
神奈川県警監察官室の加藤秋人室長は、「被害者をはじめ県民の皆様に深くおわび申し上げる。警察官として言語道断の行為で今後の捜査結果を踏まえて厳正に対処していく」とコメントしています。