
エンジェルスはこのホームランで追い上げましたが、終盤の失点が響いて3対6で敗れ、連勝は「3」で止まりました。
大谷選手は4打数2安打2打点、フォアボール1つで、打率を2割9分9厘に上げ3割目前となりました。
チームが70試合を終えた時点でホームラン21本は、シーズン終盤まで激しくホームラン王を争ったおととしと全く同じです。 おととしは、後半戦でペースが落ちてホームラン46本で惜しくも日本選手初のホームラン王はなりませんでしたが、仮に今のペースで打ち続ければシーズン48本となり、おととし自身がマークした日本選手の最多ホームラン記録を上回る計算です。 大谷選手は15日はピッチャーとして先発登板する予定で、14日の試合前にはブルペンで38球を投げて調整しました。 相手のレンジャーズはここまでアメリカンリーグ2位の9勝をあげている左腕のイバルディ投手が先発する予定で、エースどうしの投げ合いとなります。 大谷選手はピッチャーとしては先月15日以来、1か月間勝利から遠ざかっていますが、絶好調なバッティングでみずからを援護して地区首位のレンジャーズとの4連戦を3勝1敗と勝ち越して終えたいところです。 また、エンジェルスのネビン監督は14日、さらにその次の大谷選手の登板予定について21日に本拠地で行われるドジャース戦になると明らかにしました。 大谷選手がドジャースを相手に投げるのは大リーグ6年目で初めてです。
このうち、ヤンキースのジャッジ選手は右足の親指を痛めて今月4日から10日間のけが人リストに入って戦列を離れていて、復帰が可能となった14日の試合もベンチ入りせず、ヤンキースのブーン監督も復帰の時期を明言していません。 また、右の脇腹を痛めているアストロズのアルバレス選手は今月9日から10日間のけが人リストに入っていますが、アストロズのブラウンゼネラルマネージャーは、14日の試合前に「3週間後には詳しいスケジュールをお知らせできると思う。そこで状態がよければプラス1週間で復帰できると思う」と話し、復帰は来月11日のオールスターゲーム以降になるという見通しを示しました。 脇腹は、痛めると打者にとって生命線とも言えるひねりの動作ができず、治療に時間がかかることが多いやっかいな場所で、ことし2月に脇腹を痛めたカブスの鈴木誠也選手は復帰までにおよそ7週間かかり、WBC=ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表を辞退せざるをえませんでした。 ブラウンゼネラルマネージャーは「アルバレスは今は順調に回復していて、痛みもなくいい状態にある。だが、脇腹のけがは難しいので時間が必要だ」として、慎重に回復具合を見定める考えを示しました。
今のペースで日本選手最多ホームラン記録上回るか
アメリカンリーグのホームラン王争いの行方は