日本新聞: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（18日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（18日にちの動うごき）

Jun 18, 2023 19:06

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる18日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

決壊けっかいダム “占拠せんきょしたロシア側がわが爆破ばくはの可能かのう性せい” 米べい有力ゆうりょく紙し

アメリカの有力ゆうりょく紙し、ニューヨーク・タイムズは、ウクライナ南部なんぶヘルソン州しゅうでカホウカ水力すいりょく発電はつでん所しょのダムが決壊けっかいし、洪水こうずいの被害ひがいが拡大かくだいしたことについて、外部がいぶからの攻撃こうげきではなく、ダムを占拠せんきょしていたロシア側がわが、内部ないぶから爆破ばくはした可能かのう性せいが高たかいという分析ぶんせきを伝つたえました。

映像えいぞうや画像がぞうの解析かいせき、専門せんもん家かの分析ぶんせきなどを基もとにした報道ほうどうで、ダムの決壊けっかいは、これまでの戦闘せんとうなどによる施設しせつへの損傷そんしょうが積み重つみかさなったことで起おきた事故じこだった可能かのう性せいは低ひくく、内部ないぶに爆発ばくはつ物ぶつが仕掛しかけられたものだったとしています。

ダムの決壊けっかいをめぐっては、ロシア側がわは、ウクライナ軍ぐんの攻撃こうげきによるものだとして、非難ひなんを続つづけています。

ロシア兵へい2万まん5000人にん以上いじょう死亡しぼううち将校しょうこうは2100人にん以上いじょうか

イギリスの公共こうきょう放送ほうそうBBCとロシアの独立どくりつ系けいメディア「メディアゾナ」は、16日にち共同きょうどうの分析ぶんせきを発表はっぴょうし、ロシア軍ぐんの兵士へいしの墓地ぼちなどを現地げんちの協力きょうりょく者しゃと調査ちょうさし、確認かくにんできただけで、ロシア軍ぐんの兵士へいしの死者ししゃは2万まん5000人にん以上いじょう、このうち将校しょうこうの死者ししゃは、2100人にん以上いじょうになると明あきらかにしました。

そして、ここ3か月かげつの戦闘せんとうでは、刑務所けいむしょにいた受刑じゅけい者しゃや、民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃの戦闘せんとう員いん、動員どういんによる兵士へいしの死者ししゃが増加ぞうかし、兵士へいしの高齢こうれい化かが進すすみ、訓練くんれんが不十分ふじゅうぶんだったと分析ぶんせきしています。

ウクライナ軍ぐん東部とうぶや南部なんぶの州しゅうで反転はんてん攻勢こうせいを続つづける

反転はんてん攻勢こうせいを進すすめているウクライナ軍ぐんについて、戦況せんきょうを分析ぶんせきするイギリス国防省こくぼうしょうは18日にち「最もっとも激はげしい戦闘せんとうは南部なんぶザポリージャ州しゅう、東部とうぶドネツク州しゅうの西部せいぶ、ドネツク州しゅうのバフムト周辺しゅうへんに集中しゅうちゅうしている。これらすべての地域ちいきでウクライナ側がわに小ちいさな前進ぜんしんがみられる」と指摘してきしました。

一方いっぽう、ウクライナ南部なんぶではロシア側がわが効果こうか的てきな防衛ぼうえい作戦さくせんをたびたび実施じっしし、双方そうほうに多おおくの死傷ししょう者しゃが出でていて、特とくにロシア側がわの損失そんしつは3月つきのバフムトの戦闘せんとう以来いらい、最大さいだいとなる可能かのう性せいが高たかいと分析ぶんせきしています。

プーチン大統領だいとうりょうアフリカ首脳しゅのうらと会談かいだん “連携れんけい強化きょうか

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは17日にち、南アフリカみなみあふりかのラマポーザ大統領だいとうりょうやセネガルのサル大統領だいとうりょうなどアフリカの7か国かこくの首脳しゅのうらとロシア第だい2の都市としサンクトペテルブルクで会談かいだんしました。

会談かいだんの冒頭ぼうとうでプーチン大統領だいとうりょうは、「ウクライナ危機ききに対にたいするアフリカの友人ゆうじんたちのバランスのとれた関与かんよを歓迎かんげいする」と述のべたうえで、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを正当せいとう化かするみずからの立場たちばを主張しゅちょうしました。

一方いっぽう、ラマポーザ大統領だいとうりょうは「戦争せんそうの影響えいきょうで私わたしたちの大陸たいりくではエネルギーや肥料ひりょうの価格かかくが高騰こうとうしている。戦争せんそうを終おわらせて欲ほしいという明確めいかくなメッセージを伝つたえるため本日ほんじつここにいる」と述のべ、和平わへいの実現じつげんに向むけて仲介ちゅうかい役やくを務つとめる意欲いよくを示しめしました。

プーチン大統領だいとうりょうはこれまでに、欧米おうべいなどの制裁せいさいによってロシア産さんの農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつが滞とどこおっているとして、ウクライナからの農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつをめぐる合意ごういから離脱りだつする構かまえを示しめす一方いっぽうで、アフリカ各国かっこくにロシアの農産物のうさんぶつや肥料ひりょうを無償むしょうで提供ていきょうする用意よういがあると表明ひょうめいしています。

この日ひの会談かいだんでも「何なにがあろうとアフリカ諸国しょこくが苦くるしむことがあってはならない」などと寄り添よりそう姿勢しせいを示しめし、ウクライナ情勢じょうせいをめぐって欧米おうべい側がわとの関係かんけいが断絶だんぜつする中なか、アフリカ各国かっこくとの連携れんけいを強化きょうかし、欧米おうべいに対抗たいこうするねらいがあるとみられます。

一方いっぽう、ラマポーザ大統領だいとうりょうは「戦争せんそうの影響えいきょうで私わたしたちの大陸たいりくではエネルギーや肥料ひりょうの価格かかくが高騰こうとうしている。戦争せんそうを終おわらせてほしいという明確めいかくなメッセージを伝つたえるため本日ほんじつここにいる」と述のべ、和平わへいの実現じつげんに向むけて仲介ちゅうかい役やくを務つとめる意欲いよくを示しめしました。アフリカの首脳しゅのうらは、これに先立さきだつ16日にち、ウクライナでゼレンスキー大統領だいとうりょうとも会談かいだんし、農産物のうさんぶつや燃料ねんりょうなどの価格かかく高騰こうとうに苦くるしむ中なか、直接ちょくせつ双方そうほうに停戦ていせんを訴うったえた形かたちです。