前線の
活動が
活発になり、
鹿児島県奄美地方では
非常に
激しい雨が
降り続き
線状降水帯が
発生したとして、
気象庁は「
顕著な
大雨に関する情報」を
発表しました。
奄美地方では局地的に猛烈な雨が降っていて、地盤が緩んでいるところもあり、気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水などに警戒し安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で奄美地方では停滞する梅雨前線の活動が活発になり、雨雲が発達しています。
この時間、発達した雨雲が奄美大島付近に流れ込んでいます。午後6時までの1時間には、鹿児島県が大和村に設置した雨量計で88ミリの猛烈な雨を観測しました。
奄美地方では発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生して非常に激しい雨が同じ場所に降り続き、災害が発生する危険性が急激に高まっているとして、気象庁は午後6時39分に「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
また、これまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
奄美地方では今夜遅くにかけて局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれもあります。
気象庁は土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や川の増水に警戒するとともに、落雷や突風にも注意を呼びかけています。
奄美地方では状況が急激に悪化するおそれがあります。自治体からの避難の情報に注意し、安全な場所で過ごすよう心がけてください。
宇検村 田検校区の662世帯1131人に「避難指示」
鹿児島県の奄美大島にある宇検村は午後6時25分に、田検校区の662世帯1131人を対象に「避難指示」を出しました。5段階の警戒レベルのうち警戒レベル4にあたる情報で、危険な場所から全員避難するよう呼びかけています。