候補生は
受け取った
実弾を
複数の
弾倉に
込める作業を
行っていた
最中に、
無断で
弾倉を
小銃に
装てんし、
最初に
八代3曹を
銃撃したあと
菊松1曹らに
発砲したということです。
3人に対して合わせて4発を発砲し、取り押さえられた際にも壁に向かって3発から4発撃ったということです。
関係者によりますと、候補生は調べに対し「銃と弾薬を自分のものにしたかった。弾薬を奪うために邪魔な人を撃った」などと供述していたということです。
当時は候補生4人が1つのグループとなり作業を行っていたのに対し、近くにいたのは八代3曹の1人だったということで、自衛隊は安全管理態勢に不備がなかったか調べています。
事件当時の状況が明らかに
事件から1
週間。
当時の
詳しい状況が
分かってきました。
陸上自衛隊によりますと、実弾射撃訓練に参加したのは、ことし4月に名古屋市の守山駐屯地を拠点とする第35普通科連隊に入隊した自衛官候補生およそ70人です。
自衛官候補生はおよそ3か月の教育を受けると正式に自衛官として採用され、この日は最後の実弾射撃訓練が行われました。
訓練が
始まったのは
午前9
時ごろ。
防衛省関係者によりますと、訓練は4人のグループに分かれて行われ逮捕された18歳の自衛官候補生は、銃の点検などを行う「準備線」で4人の最も右側に並んで前のグループの射撃が終わるのを待っていたということです。
その後、
教官から
指示を
受け「
準備線」の
右側後方に
ある弾薬置き場で
実弾およそ30
発を
受け取ったあと、
複数の
弾倉に
実弾を
込める作業にあたっていました。
近くにいたのは「準備線」で銃の安全点検などを行う「交代係」を務めていた25歳の八代航佑3等陸曹1人でした。
そして、
午前9
時8
分ごろ。
18歳の候補生は実弾が入った弾倉を無断で小銃に装てんして「動くな」と叫び、制止しようとした八代3曹の脇腹に1発発砲しました。
続いて、
候補生は
弾薬置き場の
方向に
向かい、
隊員に
弾薬を
受け
渡す「
弾薬係」を
務めていた52
歳の
菊松安親1
等陸曹の
胸を1
発撃ちました。
さらに
弾薬置き場に
近づき「
弾薬係」の25
歳の3
等陸曹の
左足を1
発撃ったあと、
菊松1曹に
もう1
発発砲しました。
周囲にいた
隊員たちが
候補生を
取り押さえますが、
この際にも3
発から4
発を
壁などに
向かって
撃ったということです。
取り押さえられた候補生はその後、射撃場の外に連れ出され、午前9時半ごろ、駆けつけた警察官に引き渡されました。
勤務経験者「射撃位置ではなく準備線で実弾渡した」
事件が
起きた
陸上自衛隊第35
普通科連隊で
数年間勤務したことが
ある幹部の1
人は、
連隊で
自衛官候補生の
実弾射撃訓練を
行う際には「
射撃位置」ではなく「
準備線」で
実弾を
渡して
弾倉に
込めさせていたと
証言しています。
理由については「自衛官候補生は1つ1つの動作が遅く、射撃位置についてから弾倉に弾込めをさせると時間がかかりすぎてしまい、予定通りに訓練が進まなくなるため」と話しています。
また、数十年前に第35普通科連隊で勤務した経験のある元陸上自衛官は「自分が現役の時にも射撃位置につく前に弾倉に弾を込めさせていた。ただ、当時は射撃を行う新隊員と補助をする新隊員が2人1組になり、小銃と実弾の入った弾倉は別々に持たせていた。射撃位置につく前に1人が同時に持つことはなかった」と話しています。
問われる安全管理態勢
今回の
射撃訓練では
およそ70
人の
自衛官候補生に対し、
教官など指導にあたる
自衛官がおよそ50
人参加し、
安全管理にあたりました。
防衛省関係者によりますと、候補生は4人ごとに1つのグループを作って行動し、このうち射撃が行われる「射撃位置」では指導や監督を行う「射撃係」と呼ばれる自衛官4人が、候補生に1対1でついていたということです。
このほかにも「射撃位置」では、安全点検を担当する自衛官やこれらの自衛官を指揮する幹部などが配置され、4人の候補生に対して合わせておよそ10人が安全管理にあたっていたということです。
一方、
今回、
銃撃が
行われた「
準備線」では、
候補生4
人が
教官の
指示で
実弾を
弾倉に
込める
作業にあたっていましたが、
近くにいたのは
銃の
安全点検などを
行う「
交代係」の
八代航佑3
等陸曹の1
人だけでした。
逮捕された18歳の自衛官候補生は弾倉に実弾を込める作業中に無断で弾倉を小銃に装てんし、銃撃を始めたということです。
陸上自衛隊によりますと、実弾が入った弾倉は「射撃位置」で装てんすることが決められていますが、弾倉に実弾を込める作業をどこで行うかは決まりがなく、射撃場の状況などに応じて教官の指示で行われるということです。
また、
今回の
事件では、
射撃場にいた
隊員は
いずれも
鉄製のヘルメットはつけていたものの、
防弾チョッキは
着用していなかったということです。
防弾チョッキは戦闘行動を想定した訓練では着用するものの、自衛官候補生などを対象にした基本的な訓練では着用しないとしています。
陸上自衛隊は調査委員会を立ち上げて当時の詳しい状況の確認を進めていて、安全管理態勢についても不備がなかったか調べています。
現役の幹部自衛官「規則変え安全対策の強化を」
今回の
事件を
受けて、
射撃訓練の
安全管理態勢に
疑問を
抱いたという
現役の
幹部自衛官からNHKに
連絡が
寄せられ、
匿名を
条件に
取材に
応じました。
この幹部は陸上自衛隊の教育部隊で実弾射撃訓練などの指導にあたっているということで、規則を変えて安全対策を強化する必要があると指摘しています。
この幹部は事件の1報に触れたときの心境について「まずは残念に思い、悲しみがこみ上げてきた。しばらくたってから、自分も教育現場にいる人間なので被害者になる可能性はある、最悪撃たれてしまう可能性はあるんだなと思って、怖さを感じた」と語りました。
今回、18
歳の
自衛官候補生が
銃の
点検などを
行う「
準備線」で
待機している
際に
教官から
指示を
受けて
実弾を
受け取り、
弾倉に
込める作業を
行ったことについては「
報道を
見て
驚愕した。
所属している
部隊や
今まで
所属していた
部隊では
実弾を
準備線で
交付した
記憶はない。
準備線には
交代係という
隊員が1
名しかいないのが
通常なので
どうしても目を
離して
しまう隙が
生まれることから、
準備線では
配ってはいけないものだと
ずっと思っていた」と
話しています。
陸上自衛隊によりますと、実弾が入った弾倉は複数の教官が安全管理を行っている「射撃位置」で装てんすることが決められていますが、実弾を渡すタイミングや弾倉に実弾を込める作業をどこで行うかについては決まりがありません。
これについては「規則上は準備線で実弾を交付することが可能だということになる。準備線で実弾を渡してしまうことにより、物理的には射撃が可能となってしまう。新隊員の射撃訓練では実弾の交付と弾倉に実弾を込める弾倉作成は明確に射撃位置で実施すべきだ」と述べ、規則の変更が必要だと指摘しています。
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