処理水をめぐっては、28日から原子力規制委員会による設備全体の性能を確認する検査が行われる予定で、合格すれば放出に向けた設備面での準備が整うことになります。
松野官房長官 “海洋放出の時期は政府全体で判断”
福島第一原発にたまるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について、政府は基準を下回る濃度に薄めて、ことし夏ごろまでに海への放出を始める計画で、東京電力は26日、放出設備の工事を完了させました。
こうした中、27日、東京電力の担当者が、福島県いわき市で開かれた福島県漁連の会議に出席し、工事などの現状を説明しました。
会議では、県漁連の野崎哲会長が「どんなことがあっても漁業を続けることが反対を示す一番の姿勢になる」と述べ、引き続き放出に反対していく考えを示しました。










