【詳しくはこちら】この試合1本目 27号ホームラン

大谷選手は2点リードの7回に1アウト一塁二塁のピンチを招いたところでマウンドを降り、かわったピッチャーがタイムリーヒットを打たれて1点を返されたため、7回途中1失点となりました。
球数は102球、打たれたヒットは4本、フォアボールは2つで、三振10個を奪い、防御率は3.02となりました。
このほかの打席は3回の第2打席がフォアボール5回の第3打席はライト前ヒットで、この試合は3打数3安打2打点、フォアボール1つで打率は再び3割を超えて3割4厘となりました。 エンジェルスは4対2で勝ち、大谷選手が勝ち投手となって今シーズンの成績は7勝3敗となりました。
大谷選手はホームラン28本、打点64と、2部門で両リーグを通じて単独トップとなっていて、ホームランは今のペースだとシーズン56本となります。
飛距離は123.1メートル、打球速度は171.2キロで、難しいボールをとらえて貴重な追加点をたたき出し、自身がマウンドを降りて1点差に詰め寄られた直後に再びリードを2点に広げました。 大リーグで投打の二刀流で出場した試合でホームランを打ったのは通算9回目ですが、1試合で2本のホームランを打ったのは初めてです。 また、大谷選手は今月13本目のホームランで、おととし6月にマークした自身の月間最多に並びました。
大谷選手はマウンドを降りた後の7回に28号ホームランを打った後は、いつものようにかぶとをかぶってチームメートとハイタッチをしていました。
スタジアムのコンコースには、ふだんから展示されている大谷選手の大きな首振り人形の隣にかぶとと、胸の部分にエンジェルスのロゴが入ったかっちゅうが飾られ、ファンが記念撮影をしていました。 このかぶとと、かっちゅうは、エンジェルスの選手がホームランを打った時にかぶるかぶとを作った鹿児島県の会社が球団に寄贈したものだということです。 また、試合前には阿波踊りや和太鼓の演奏も披露されました。
かぶとはパフォーマンスで使われているものと同じ型で、かっちゅうも含め昭和50年代に初代の社長がデザインし価格は合わせて77万円だということです。 エンジェルスのパフォーマンス以降、注文が増えていて、中でもチームが使ったかぶとはことし4月までは数年に1度の注文しかありませんでしたが、今は注文が殺到して制作が追いつかず、受注しても来年3月以降の発送になってしまうほどの人気だということです。 会社の担当者は「エンジェルスの選手のみなさんの活躍を期待する気持ちをかっちゅうに込めました」と話していました。
大谷「マウンドでも打席でも声援が励みに」
先発登板で1試合2ホームランは初
1本目 27号の“かぶと”は通訳の水原一平さんに
試合前には大谷選手の“ジグソーパズル”配布
かぶと・かっちゅう寄贈は鹿児島 薩摩川内市の会社