カナダを
訪問している
岩屋外務大臣は、
日本時間の14
日午前7
時前から
アメリカのルビオ
国務長官と
会談しました。
岩屋大臣は、
鉄鋼製品などへの
関税措置の
対象から
日本を
除外するよう
改めて申し入れたものとみられます。
G7=主要7か国の外相会合に出席するため、カナダ東部ケベック州を訪れている岩屋外務大臣は、日本時間の14日午前7時前から30分余り、アメリカのルビオ国務長官と会談しました。
会談の詳しい内容はまだ明らかになっていませんが、両外相は、先の日米首脳会談を踏まえ、日米同盟をいっそう強化するとともに、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて連携していくことを確認したものとみられます。
また、中国が軍事活動を活発化させていることを踏まえ、力による一方的な現状変更の試みに反対することで一致するとともに、ウクライナの和平に向けた協力をめぐっても意見を交わしたものとみられます。
一方、岩屋大臣は、トランプ政権による鉄鋼製品や自動車などへの関税措置の対象から日本を除外するよう、改めて申し入れたものとみられます。
岩屋外相「遺憾の意を伝え除外されるべきだと話した」
会談のあと、岩屋外務大臣は記者団に対し「鉄鋼製品やアルミニウムへの関税措置について、これまでの一連の働きかけにもかかわらず、今般、わが国が除外されない形で追加関税が賦課されたことに遺憾の意を伝えた。相互関税や自動車関税についても、わが国は適用除外されるべきだという話をした」と述べました。
その上で「ルビオ国務長官からは『日米関係は極めて重要だと考えており、きょうの話はワシントンにしっかり持ち帰りたい』という話だった」と述べました。