アメリカ・ホワイトハウスの
報道官が「
日本がコメに
課している
関税は700%だ」と
発言したことについて、
江藤農林水産大臣は、
発言内容は
事実と
合っていないと
指摘したうえで、アメリカ
側からそうした
発言があったこと
自体は
緊張感を
持って
受け止める考えを
示しました。
アメリカ・ホワイトハウスのレビット報道官は今月11日の記者会見で「日本がコメに課している関税は700%だ」と批判しました。
この発言について江藤農林水産大臣は14日の閣議のあとの会見で「関税をかけずにコメを輸入している枠があるということを、まずよくご理解いただきたい。また枠外の関税は1キロ当たり341円で、発言内容と合わない」と述べました。
そのうえで「日本に対し、正式に要請されたものではないが、そういう発言があったことは、緊張感を持って受け止めたい」と述べました。
さらに江藤大臣は、トランプ大統領の1期目の際に締結された日米の貿易協定で、コメが関税の削減や撤廃の対象に含まれていなかったことを念頭に「当時の合意を尊重することが日米の信頼関係のために有効だ」と述べました。