アメリカの
トランプ大統領はウクライナでの
停戦の
実現に
向け、ロシアから
前向きな
感触が
得られているという
認識を
示しました。
一方、
前線でウクライナ
兵がロシア
軍に
包囲されているとして
懸念を
表明し、
状況を
注視する
考えを
示しました。
アメリカのトランプ大統領は、ウクライナがアメリカの30日間の停戦案を受け入れる用意があると表明したのを受けて、側近のウィトコフ特使をモスクワに派遣してプーチン大統領と会談させるなど、ロシア側との協議を加速させています。
トランプ大統領は14日、記者団に対し「われわれはプーチン大統領や多くの人たちと話し合っている。停戦、そして最終的な合意という観点では、ロシアから前向きな感触を得ている」と述べました。
そのうえでトランプ大統領は「現地の状況を非常に懸念している。戦場では包囲され、危険な状況に置かれたウクライナ兵たちがいる。彼らに死んでほしくない。今後どうなるか見守っている」と述べて、ロシア側の対応を含め、状況を注視する考えを示しました。
ウクライナ軍が越境攻撃を行ってきたロシア西部のクルスク州でロシア軍が攻勢を強める中、トランプ大統領はSNSの投稿でウクライナ兵の命を助けるようプーチン大統領に要請したと明らかにしています。