일본어 뉴스: ミャンマーで拘束北角裕樹さん “不当な取り調べ”実態語る

ミャンマーで拘束こうそく北角きたずみ裕樹ゆうきさん “不当ふとうな取り調とりしらべ”実態じったい語かたる

May 16, 2021 06:05 3

Furigana

ミャンマーで軍ぐんに拘束こうそくされ、およそ1か月かげつぶりに解放かいほうされた日本人にっぽんじんジャーナリストの北角きたずみ裕樹ゆうきさんがNHKのインタビューに応おうじ、拘束こうそくされていた間まの不当ふとうな取り調とりしらべの実態じったいを明あきらかにしました。

ヤンゴンを拠点きょてんに取材しゅざい活動かつどうをしていた北角きたずみ裕樹ゆうきさんは、先月せんげつ治安ちあん部隊ぶたいに連行れんこうされたあと、うその情報じょうほうを流ながした罪つみなどで起訴きそされ刑務所けいむしょで拘束こうそくされていましたが、14日にち、およそ1か月かげつぶりに解放かいほうされ、帰国きこくしました。

北角きたずみさんは15日にち夜よる、オンラインでNHKのインタビューに応おうじました。

軍ぐんの取り調とりしらべについて「一緒いっしょに仕事しごとをしていたミャンマー人じんの名前なまえやクライアントについてしつこく聞きかれた」と述のべ、軍ぐんは北角きたずみさんの関係かんけい者しゃも捜査そうさの対象たいしょうにしていた可能かのう性せいがあると指摘してきしました。

また「事実じじつでないと答こたえたことにも認みとめるよう迫せまられ、明確めいかくに否定ひていしたことは表現ひょうげんが変かえられていたうえに『捜査そうさに協力きょうりょくしないのなら好すきに書かいてもしかたがない』と言いわれ、調書ちょうしょは直なおされなかった」と、不当ふとうな取り調とりしらべの実態じったいを明あきらかにしました。

そのうえで「私わたしは外国がいこく人じんのため暴力ぼうりょくを受うけなかったが、刑務所けいむしょで話はなしを聞きいた政治せいじ犯はんの多おおくは警棒けいぼうで殴なぐられたり、目隠めかくしのまま長時間ちょうじかん尋問じんもんされたりしている」と述のべ、拘束こうそくされているミャンマー人じんの多おおくが軍ぐんから暴力ぼうりょくを受うけていると訴うったえました。

今後こんごについては「私わたしは多おおくの人ひとの支援しえんで刑務所けいむしょから出でられたが、まだ3000人にん以上いじょうの政治せいじ犯はんが拘束こうそくされている。そのことについて情報じょうほう発信はっしんし、全員ぜんいんの釈放しゃくほうを希望きぼうしたい」と述のべました。

ミャンマー軍ぐんメディア監視かんし強化きょうかの考かんがえ強調きょうちょう

北角きたずみさんの解放かいほうを決きめたのは、軍ぐんが設置せっちした最高さいこう意思いし決定けってい機関きかん「国家こっか統治とうち評議ひょうぎ会かい」です。

「国家こっか統治とうち評議ひょうぎ会かい」のゾー・ミン・トゥン報道ほうどう官かんは15日にちの記者きしゃ会見かいけんで北角きたずみさんについて触ふれ「日本人にっぽんじんジャーナリストについては公表こうひょうしたが、公表こうひょうしていなくても起訴きそを取り下とりさげたケースはある」として、ジャーナリストが非ひを認みとめれば解放かいほうしていると説明せつめいしました。