日本のバレエの
草分けとして
活躍し、
松山バレエ
団を
創立して
森下洋子さんなど世界で
活躍するバレリーナの
育成に
尽力した、
松山樹子さんが
急性心不全で
亡くなりました。98
歳でした。
松山さんは大正12年に鹿児島県で生まれ、昭和10年代から20年代にかけて著名なバレリーナの指導のもと数々の公演に参加し、日本のバレエの草分けとして活躍しました。
昭和23年には夫の清水正夫さんとともに松山バレエ団を創立し、森下洋子さんをはじめ、世界で活躍するバレリーナの育成に尽力しました。
また、古典バレエの普及とともに創作バレエにも力を入れ、国交が回復する前から中国の民話を題材にした創作バレエを制作し、現地で公演を行うなど、中国との文化交流にも貢献しました。
こうした功績が評価され、昭和60年には紫綬褒章、平成6年には勲四等宝冠賞を受章しています。
松山バレエ団によりますと、22日未明、急性心不全のため東京都内の自宅で亡くなりました。
98歳でした。