일본어 뉴스: 安藤忠雄さんが改修設計歴史的建物が美術館として開館パリ

安藤あんどう忠雄ただおさんが改修かいしゅう設計せっけい歴史れきし的てき建物たてものが美術館びじゅつかんとして開館かいかんパリ

May 23, 2021 05:05

Furigana

世界せかい的てきな建築けんちく家かとして知しられる安藤あんどう忠雄ただおさんが改修かいしゅうの設計せっけいを手てがけた、フランス・パリの歴史れきし的てきな建物たてものが美術館びじゅつかんとして新あらたに開館かいかんしました。

22日にち、美術館びじゅつかんとして開館かいかんしたのは、パリ中心ちゅうしん部ぶにある「ブルス・ド・コメルス」です。

18世紀せいき以降いこう、穀物こくもつや商品しょうひんの取引とりひき所しょなどとして使つかわれてきましたが、安藤あんどう忠雄ただおさんの設計せっけいで、およそ3年ねんかけて改修かいしゅうされました。

ガラスのドームなど歴史れきし的てきな外観がいかんはそのままに、内部ないぶに展示てんじスペースとして、高たかさ9メートルのコンクリート製せいの円筒えんとうを設置せっちし、フランスの実業じつぎょう家かで、世界せかい有数ゆうすうの現代げんだいアートの収集しゅうしゅう家かとして知しられるフランソワ・ピノーさんのコレクションを展示てんじしています。

円筒えんとうの頂上ちょうじょう部分ぶぶんからは、ドームを囲かこむ壁かべに描えがかれた19世紀せいきの壁画へきがを間近まぢかで見みることもでき、訪おとずれた人ひとたちは上うえからの眺ながめを楽たのしんだり、写真しゃしんを撮とったりしていました。

美術館びじゅつかんは去年きょねん、完成かんせいしていましたが、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで開館かいかんが遅おくれていました。

訪おとずれた30代だいの建築けんちく家かの男性だんせいは「歴史れきし的てきな建築けんちくと、安藤あんどう忠雄ただおさんの現代げんだい的てきな建築けんちくの違ちがいを見みるのが楽たのしい。2つの対比たいひが美術館びじゅつかんをおもしろくしている」と話はなしていました。

また、広告こうこく業ぎょうの30代だいの女性じょせいは「とてもすばらしい。展示てんじスペースに初はじめて入はいったとき、闘技とうぎ場じょうにいるような錯覚さっかくを覚おぼえた。現代げんだいと過去かこが非常ひじょうにうまく融合ゆうごうしている」と話はなしていました。

安藤あんどう忠雄ただおさん「文化ぶんかは心こころの勇気ゆうきを与あたえてくれる」

安藤あんどう忠雄ただおさんはNHKの取材しゅざいに対にたいし「コロナの中なかで開館かいかんという勇気ゆうきのいる判断はんだんをして下くださり、感謝かんしゃしたい。文化ぶんかは心こころの勇気ゆうきを与あたえてくれるものです。美術館びじゅつかんに来きていただく方ほうには、そこで勇気ゆうきを受け取うけとってコロナに立ち向たちむかい、地球ちきゅうで生いきていくことを考かんがえてもらい、これからも生いきていくんだという気合きあいを感かんじてもらえればと思おもいます」と話はなしています。