日本新聞: “宣言”解除は変異ウイルス対応など踏まえ判断田村厚労相

“宣言せんげん”解除かいじょは変異へんいウイルス対応たいおうなど踏ふまえ判断はんだん田村たむら厚あつし労相ろうしょう

Mar 12, 2021 11:03

Furigana

首都しゅと圏けんの1都と3県けんに出だされている緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんをめぐり、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、感染かんせん者しゃ数すうの減少げんしょうが鈍化どんかしていることに懸念けねんを示しめしたうえで、解除かいじょするかどうかは、変異へんいした新型しんがたコロナウイルスの監視かんし体制たいせいや病床びょうしょう確保かくほの状況じょうきょうなどを踏ふまえ判断はんだんする考かんがえを示しめしました。今月こんげつ21日にちが期限きげんとなっている首都しゅと圏けんの1都と3県けんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんをめぐり田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、閣議かくぎのあと記者きしゃ団だんに対にたいし「1都と3県けんで、感染かんせん者しゃ数すうの下げ止さげどまりや増ふえる兆候ちょうこうがある。変異へんい株かぶが継続けいぞく的てきに各地かくちで見みつかっており、十分じゅうぶんな対策たいさくを打うたなければならない。水際みずぎわ対策たいさくをしっかり進すすめ、検査けんさ体制たいせいも強化きょうかすることなどが重要じゅうようだ」と指摘してきしました。

そのうえで、「『これ以上いじょう増ふやさない』という体制たいせいを組くむことを前提ぜんていに、解除かいじょするかどうか最終さいしゅう的てきに判断はんだんする。病床びょうしょう使用しよう率りつについても、どれぐらい下さがってきているのかなど、全体ぜんたいを見みながら、専門せんもん家かの意見いけんを聞きいて判断はんだんする」と述のべました。

一方いっぽう、田村たむら大臣だいじんは、収入しゅうにゅうが少すくない子育こそだて世帯せたいに対にたいし、臨時りんじの給付きゅうふ金きんの支給しきゅうを求もとめる声こえが出でていることについて「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを延長えんちょうした中なかで、それぞれの家庭かていの状況じょうきょうなども見みながら最終さいしゅう的てきに検討けんとう、判断はんだんする」と述のべました。