北朝鮮が25
日に
発射したミサイルについて、
韓国メディアや
専門家は、ことし1
月に
北朝鮮が
軍事パレードで
公開した
新型ミサイルの
可能性が
高いという
見方を
示し、
北朝鮮は
各国のミサイル
防衛システムをかいくぐる
新型ミサイルの
開発を
進めていると
指摘しています。26
日付けの
朝鮮労働党機関紙「
労働新聞」は、
新たに
開発した「
新型戦術誘導弾」の
発射実験が25
日に
行われたとしたうえで「
低高度飛行で
変則的な
軌道特性を
再確認した」と
伝えました。
北朝鮮はことし1月の軍事パレードで、複数の新型とみられるミサイルを公開しましたが、このうち、片側5輪の移動式発射台に載せられたミサイルが25日に発射されたミサイルと形状などが似ています。
これについて韓国の公共放送KBSは26日「北は戦術誘導弾の改良型を1月の軍事パレードで公開したが、今回発射したミサイルがこの改良型と推定される」と伝えたほか、通信社の連合ニュースは「ことしはじめの軍事パレードで公開したあと、はじめて発射実験が行われた。射程が600キロであれば韓国全域が打撃圏内に入る」と伝えました。
また、軍事アナリストで東京大学先端科学技術研究センターの小泉悠特任助教も、1月に公開した新型ミサイルを発射した可能性が高いという見方を示しました。
そして今回のミサイルは、低空で飛行し変則的な軌道で落下する、ロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を大型化して改良したタイプではないかとしたうえで、北朝鮮は各国のミサイル防衛システムをかいくぐるミサイルの開発を進めていると指摘しました。