大阪府の
吉村知事は、
府内で
新型コロナウイルスの
感染が
再拡大していることについて、
感染の
第4
波に
入ったという
認識を
示したうえで、
近く、
国に対し、
緊急事態宣言が
出されていなくても、
集中的な
対策を
可能にする「
まん延防止等重点措置」の
適用を
要請する
考えを
示しました。
府では、
週内に
対策本部会議を
開いて、
方針を
正式に
決定することにしています。
大阪府内では、
今月26
日から28
日まで、3
日連続で
新規の
感染者が300
人を
超えるなど、
感染が
再拡大しています。
これについて、吉村知事は29日、記者団に対し「感染拡大の速度を見ても、おそらく今週、また増えてくるのではないかと思うし、山になる可能性は十分に高い。感染経路の不明者が非常に多いことを考えると、第4波に入ったという分析をしている」と述べ、感染の第4波に入ったという認識を示しました。
そのうえで、吉村知事は「国に対し『まん延防止等重点措置』の要請をしたい。その方針を、この2、3日中には正式に決定したい」と述べ、近く、国に対し、緊急事態宣言が出されていなくても、集中的な対策を可能にする「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示しました。
府では、週内に対策本部会議を開いて、方針を正式に決定することにしています。
さらに、吉村知事は、措置が適用された場合の対応として、飲食店などへの入店にあたってはマスクの着用を義務化し、違反する人は入店を禁止する措置や、「マスク会食」の徹底などを検討していることなどを明らかにしました。