日本新聞: 変異ウイルス軽症や無症状の感染者宿泊療養を認める厚労省

変異へんいウイルス軽症けいしょうや無む症状しょうじょうの感染かんせん者しゃ宿泊しゅくはく療養りょうようを認みとめる厚あつ労ろう省しょう

Apr 2, 2021 11:04

Furigana

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは病床びょうしょうのひっ迫ひっぱくを防ふせぐため、変異へんいした新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした人ひとでも、軽症けいしょうや無む症状しょうじょうの人ひとは宿泊しゅくはく施設しせつでの療養りょうようを条件じょうけん付つきで認みとめると自治体じちたいに通知つうちしました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、変異へんいウイルスへの感染かんせんが確認かくにんされた人ひとや、流行りゅうこう国こくなどに滞在たいざい後ご、新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが判明はんめいした人ひとなどは、原則げんそく、入院にゅういんさせるよう自治体じちたいに求もとめています。

一方いっぽう、変異へんいウイルスの感染かんせんが最もっとも多おおく確認かくにんされている兵庫ひょうご県けんでは、病床びょうしょうの使用しよう率りつが先月せんげつ末まつ時点じてんで60％を超こえるなど一部いちぶの地域ちいきで病床びょうしょうがひっ迫ひっぱくし、自治体じちたいから対応たいおうの見直みなおしを求もとめる声こえが上あがっていました。

これを受うけ、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、変異へんいウイルスに感染かんせんした人ひとでも、軽症けいしょうや無む症状しょうじょうで医師いしが入院にゅういんの必要ひつようはないと判断はんだんした場合ばあいは、健康けんこう状態じょうたいを丁寧ていねいに観察かんさつできることを条件じょうけんに宿泊しゅくはく施設しせつでの療養りょうようを認みとめることを決きめ、全国ぜんこくの自治体じちたいに通知つうちしました。

部屋へやは原則げんそく、個室こしつとし、宿泊しゅくはく施設しせつがひっ迫ひっぱくして受け入うけいれが難むずかしい場合ばあいや本人ほんにんの了解りょうかいが得えられない場合ばあいは、外出がいしゅつしないことを前提ぜんていに、臨時りんじの措置そちとして自宅じたくでの療養りょうようも認みとめるということです。

療養りょうようを終おえるには、退院たいいんする場合ばあいと同おなじく、24時間じかん以上いじょう空あけて2回かい検査けんさを行おこない、いずれも陰性いんせいとなることが条件じょうけんで厚生こうせい労働ろうどう省しょうは検査けんさをしなくても退院たいいんなどを認みとめる基準きじゅんを検討けんとうしています。