新型コロナウイルスの
感染拡大の
第4
波が
懸念される
中、
対策について
助言する
厚生労働省の
専門家会合が
開かれ、
感染者が
急増し「
まん延防止等重点措置」が
適用されている
関西や、
拡大傾向が
見られる
首都圏の
感染状況などについて
分析が
行われています。
専門家会合は、7日午後5時ごろから始まり、重点措置が適用されている大阪府、兵庫県、宮城県のほか、感染の拡大傾向が続く1都3県など首都圏の最新の人出や感染の状況に加え、感染力が高いとされる変異ウイルスの広がりなどについて議論が行われています。
会合で示された資料によりますと、新規感染者数は6日までの1週間を前の週と比べると、全国では1.34倍と増加傾向が続いています。
「重点措置」が適用された、
▽大阪府では1.90倍
▽兵庫県で1.63倍と、
増加傾向に歯止めがかかっていない一方、
▽宮城県では0.87倍と減少傾向に転じています。
また、首都圏では、
▽東京都で1.10倍
▽埼玉県で1.14倍
▽神奈川県で1.17倍と、増加の傾向が続き、
▽千葉県では0.94倍となっています。
このほか、
▽滋賀県で2.47倍
▽京都府で2.31倍
▽奈良県で1.97倍と、関西で急増しているほか、
他の地域でも、
▽青森県で3.29倍
▽香川県で3.97倍
▽沖縄県で1.27倍などと、感染が拡大しています。
また、会合では、このところ大阪府や兵庫県などで感染力が高いとされる変異ウイルスが多く報告されていることを受け、求められる対策について議論が行われています。
三原厚生労働副大臣「変異株 他の地域への流出防ぐ必要」
三原厚生労働副大臣は、
専門家会合の
冒頭「
まん延防止等重点措置が
適用された
宮城県では
感染者数が
減少に
転じているが
大阪府や
兵庫県では、
引き続き感染者数が
増加している。
変異株の
割合も
高い水準で
推移しており、
他の
地域への
流出をできるだけ
防ぐ必要が
ある」と
述べました。
また「東京都は急速な感染拡大が懸念され、患者急増時に備えた病床や宿泊療養施設の確実な確保など、スピード感を持った対応をお願いしている。厚生労働省としても、1床あたり最大1950万円の医療機関への財政支援や医療人材の確保に取り組んでいく」と述べました。