日本新聞: 「まん延防止」適用の地域人出減り観光への影響懸念する声も

「まん延まんえん防止ぼうし」適用てきようの地域ちいき人出ひとで減へり観光かんこうへの影響えいきょう懸念けねんする声こえも

Apr 10, 2021 12:04

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん対策たいさくで12日にちから「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」の対象たいしょう地域ちいきとなる京都きょうと市しの観光かんこう地ちでは、先週せんしゅうと比くらべ人出ひとでが減へっている様子ようすが見受みうけられました。

政府せいふは京都きょうとなど3都府県とふけんにも「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」を12日にちから適用てきようし、京都きょうと府ふは5月つき5日にちまでの間ま、対象たいしょう地域ちいきの京都きょうと市内しないの飲食いんしょく店てんなどに営業えいぎょう時間じかんの夜よる8時じまでの短縮たんしゅくを要請ようせいします。

京都きょうと市し東山ひがしやま区くの清水しみず寺てらの参道さんどうでは周辺しゅうへんの店みせなどによりますと観光かんこう客きゃくが徐々じょじょに減へっていて、土曜どよう日びの10日にちも先週せんしゅうと比くらべ人出ひとでが減へっている様子ようすが見受みうけられました。

友人ゆうじんと日帰ひがえりで訪おとずれた名古屋なごや市しの20代だいの男性だんせいは「思おもっていた以上いじょうに人ひとが少すくなくて驚おどろいています。感染かんせん防止ぼうしに気きを遣つかいながら、訪おとずれる場所ばしょをあらかじめ決きめて出歩であるくのは最小さいしょう限げんにとどめたい」と話はなしていました。

一方いっぽう、参道さんどうにある雑貨ざっか店てんの1つは新型しんがたコロナの影響えいきょうで売り上うりあげが落ち込おちこみ、今後こんごの観光かんこう客きゃくの増加ぞうかも期待きたいできないとして4月つき20日にちごろで閉店へいてんすることを決きめました。

店主てんしゅの40代だいの男性だんせいは、「もう少もうすこしお客おきゃくさんが来くるかと期待きたいしていましたが、今いまは、閉店へいてんセールをしても売り上うりあげは厳きびしいと思おもう。人ひとが動うごかないと飲食いんしょく業ぎょうも土産物みやげもの店てんも大おおきな影響えいきょうを受うけるので、感染かんせんが収おさまるのを待まつしかないと思おもう」と話はなしていました。

12日にちから「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」の適用てきようが決きまった沖縄おきなわ県けんでは、大型おおがた連休れんきゅうを含ふくむ期間きかんが対象たいしょうになったことから、観光かんこう業ぎょうへの影響えいきょうを懸念けねんする声こえが聞きかれました。

沖縄おきなわ県けんでは「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」が、12日にちから5月つき5日にちまで適用てきようされます。

那覇なは市しの中心ちゅうしん部ぶでは人通ひとどおりが減へっていて、重点じゅうてん措置そちの期間きかんが大型おおがた連休れんきゅうを含ふくむことから、観光かんこう業ぎょうへの影響えいきょうを懸念けねんする声こえが聞きかれました。

糸満いとまん市しの60代だいの女性じょせいは「飲食いんしょく業界ぎょうかいだけでなく、タクシー業界ぎょうかいとか、全然ぜんぜん、商売しょうばいにならない。観光かんこう業ぎょうが本当ほんとうに大変たいへんだと思おもう。沖縄おきなわ経済けいざいが成り立なりたっていかない」と話はなしていました。

また、愛知あいち県けんから観光かんこうで訪おとずれているという50代だいの男性だんせいは「大型おおがた連休れんきゅうの期間きかんだから沖縄おきなわにとっては厳きびしいと思おもう。観光かんこう客きゃくにとっては夜よる8時じまでの営業えいぎょう時間じかんの短縮たんしゅくも困こまるが地元じもとの飲食いんしょく店てんの人ひとも収入しゅうにゅうがなくなるから大変たいへんだと思おもう」と話はなしていました。