先月、
経営危機に
陥って
救済買収されたスイスの
大手金融グループ「クレディ・スイス」が
発行し、
その後に
無価値となった「AT1
債」と
呼ばれる
社債が
国内で1000
億円余り販売されていたことがわかりました。
日本証券業協会が加盟している大手証券会社やネット証券、地方の証券会社を対象に聞き取り調査を行い明らかになりました。
日本証券業協会の森田敏夫会長は19日の定例の記者会見で「販売した会社が顧客に対してしっかりとアフターフォローすることが重要だ」と述べました。
その上で販売する商品の特徴などについてわかりやすい説明を行うよう証券各社を指導していく考えを示しました。
クレディ・スイスが発行したAT1債については「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」がクレディ・スイスが経営危機に陥る前に、およそ950億円分を国内の富裕層などの顧客に販売し、その後、無価値になったほか、みずほ証券や大和証券も販売したことを明らかにしています。