国内の
ホテルの
客室単価を
調べている
調査会社は、「コロナ
禍で
落ち込んだ
単価が
回復したといえる」と
分析しています。
アメリカのホテル専門の調査会社「STR」が日本のホテルの客室単価について調査を行ったところ、ことし1月から3月までの平均は1万6125円でした。
新型コロナウイルスの感染拡大前だった2019年の同じ時期と比べて2107円高く、率にして1.15倍となっています。
また、東京都内では1月から3月までの平均の客室単価は全国で最も高い2万1587円で、2019年と比べて3175円高く、率にして1.17倍となりました。
この会社の調査では、新型コロナの感染拡大後の年間を通したホテルの平均の客室単価は、全国では感染拡大前の7割から8割、東京では6割から7割で推移していたということです。
ことし1月から3月の客室単価が2019年の同じ時期を上回った要因について、調査会社は以下のようなことが挙げられるとしています。
▽「全国旅行支援」
▽水際対策の緩和
▽円安や物価の高騰
また、東京については▽航空便などの回復が早くインバウンドが増加しているため、地方よりも早く単価が上昇する傾向にあるということです。
調査会社は「コロナ禍で落ち込んだ客室単価が回復したといえる。当面は全国的に上昇が続くのではないか」と分析しています。
気になる大型連休の動向は?
大手旅行会社の「
近畿日本ツーリスト」が
公表した
大型連休の
旅行動向では、
都市部への
旅行が
急激に
回復していて、
販売高の
去年との
比較では、
以下のように
伸びているということです。
▽大阪7.7倍
▽東京5.2倍
▽福岡4倍
▽神奈川3.5倍
「近畿日本ツーリスト」は「コロナ禍では密で避けられる傾向にあった人気のテーマパークがあるエリアや定番の観光地への旅行が急増していて、コロナ禍前の傾向に戻ったといえる」と分析しています。
宿泊費抑えたい客の需要は
都内のカプセル
ホテルでは
宿泊費用を
抑えたいという
出張の
会社員や
旅行者からの
予約で
週末を
中心に
ほぼ満室になっているといいます。
カプセルホテルは、カプセル状の寝室スペースが上下2段に設置された宿泊施設で、ビジネスホテルなどよりも割安に宿泊できます。
東京・渋谷区のカプセルホテルではコロナ禍の2020年には売上が激減し休廃業を迫られましたが、徐々に客足は回復し、ことし1月から3月までの売上高は感染拡大前のおよそ1.5倍となっています。
特に平日を
中心に
出張で
利用する
人が
増えたほか、
週末も
旅行客などで
ほぼ満室になってると
言うことです。
沖縄から出張で利用した女性の会社員は「会社の経費の規程が1万円以内なのですが、このあたりでは価格的にカプセルホテルしか選べなかった」と話していました。
カプセルホテル「ドシー」の責任者、米本秀高さんは「周りのホテルの価格が高くなるほど、カプセルホテルの活躍の場が生まれる」と話していました。
専門家は
こうした
状況について、
航空・
旅行アナリストの
鳥海高太朗さんに
聞きました。
「コロナ禍で都内でも廃業や運営停止となったホテルがいくつかあり、もともとの客室数が減少していることに加え、ホテル側の人手不足で7割から8割程度しか販売できないホテルもある。さらに日本を訪れる外国人の増加やコロナ禍でなかなか東京に来ることができなかった地方からの東京への旅行需要も重なり、ホテル代が高騰している」
そのうえで、今後の見通しについては。
「すでにホテル代が高騰している中で、今後、どこかのタイミングで中国からの団体旅行客が戻って来れば、さらに客室が足りなくなることになるので、特に東京や大阪など都市部ではこれから1年以上は現在の価格が続くほか、現在よりさらに上がる可能性も考えられる」
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