今月20
日、
奄美群島の
沖永良部島の
海岸に
打ち上げられていた
白い物体を
近くに
住む人が
見つけました。
大きさは長さおよそ3メートル、幅が2メートルほどあり、表面には赤地に黄色の星をあしらった中国の国旗のような図柄が描かれているほか、「排気孔」という中国語の文字も確認できます。
写真を見た中国の宇宙開発に詳しいJAXA=宇宙航空研究開発機構国際部の元参事、辻野照久さんによりますと、形状などから中国のロケット「長征」の最上部にある「フェアリング」と呼ばれる人工衛星を覆うカバーの可能性が高いということです。
地元の和泊町によりますと、これまでのところ被害の情報は確認されておらず、今後の対応について県と協議を行っているということです。
専門家「中国のロケットに間違いない 長征7号Aか」
辻野照久さんは、「
機体に
国旗が
描かれるのは
政府の
衛星を
打ち上げる場合で、
中国のロケットに
間違いない。
洋上で
回収される
場合が
多く、
人目につく
場所に
漂着するのは
珍しい」と
話しています。
また、辻野さんは、中国国内の発射場との位置関係や残骸の状態などから、ことし1月に中国南部の海南島の発射場から衛星を搭載して打ち上げられた「長征7号A」ではないかと分析しています。
巨大金属片引き上げた人「大きな人工物は初めて びっくりした」
巨大な
金属の
破片が
流れ着いたのは、
沖永良部島の
南東側の「
与和の
浜」と
呼ばれる
海岸の
近くです。
近くに住む古村英次郎さんによりますと今月20日、毎朝、海岸の清掃作業を行っている母親が大きな漂着物を見つけたということです。
古村さんが25日に確認に向かったところ、満潮時は海につかっていることが多く、地元の人もほとんど立ち入ることがない浜の東側に、大きな金属片が流れ着いていたということで、再び沖に流れ出てしまうのは危ないと考え、3人がかりで安全な場所に引き上げたといいます。
古村さんは「海岸清掃でいろんな国からのゴミは見ていますが、ここまで大きな人工物は初めてでびっくりしました。島にいる子どもは宇宙のものに触れる機会は無いと思うので、これがロケットなのかと見て学べるものになればいいと思います」と話していました。
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N2
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