中国では、「春節=(昔の暦の正月)」に多くの人がふるさとに帰ります。ことしの春節は今月19日からです。4日からは、いつもよりたくさんのバスや列車が走っています。
中国の南のほうにある広東省の広州駅には、大きな荷物を持った大勢の人たちが集まっていました。
四川省で妻と一緒に働いている46歳の男性は、列車とバスに1日乗ってふるさとに向かうために列車を待っていると話していました。この男性は「勤めている会社の売り上げがよくなかったため、ボーナスもありませんでした。しかし、1年も会っていなかった両親のために冬用の服をたくさん買ってきました」と話していました。
中国では高速鉄道(=時速200km以上で運転する鉄道)が増えて、春節にふるさとに帰る人が毎年増えています。4日から40日の間に中国の列車やバス、飛行機などを利用する人は28億人以上になると言われています。