日本新闻: 米政府、グーグルの事業分割を検討　独占是正で

米政府べいせいふ、グーグルの事業分割じぎょうぶんかつを検討けんとう　独占是正どくせんぜせいで

Oct 11, 2024 16:10

Furigana

米司法省べいしほうしょうは８日ようか、米べいＩＴ大手おおてグーグルの中核事業ちゅうかくじぎょうをめぐり、検索事業けんさくじぎょうを、基本きほんソフトウェア（ＯＳ）「アンドロイド」やウェブブラウザー「クローム」、アプリ配信はいしんサービス「グーグルプレイ」などから分割ぶんかつすることを推奨すいしょうする可能性かのうせいがあると明あきらかにした。企業きぎょうの事業分割じぎょうぶんかつとしてはＡＴ＆Ｔ以来いらい、約やく４０年ねんぶりの大型案件おおがたあんけんとなりそうだ。

グーグルをめぐっては、連邦地裁れんぽうちさいが８月がつ、検索事業けんさくじぎょうについて、反はんトラスト法ほう（独占禁止法どくせんきんしほう）に違反いはんしているとの判決はんけつを下くだしていた。

司法省しほうしょうは裁判所さいばんしょに提出ていしゅつした書類しょるいの中なかで、グーグルは事業分割じぎょうぶんかつによって、クロームやグーグルプレイ、アンドロイドなどの製品せいひんを通つうじてグーグルの検索けんさくおよびグーグルの検索関連けんさくかんれんの製品せいひんや機能きのうを競合きょうごうや新規参入者しんきさんにゅうしゃよりも有利ゆうりに使つかうことができなくなると説明せつめいした。

グーグルはブログへの投稿とうこうで、政府せいふの計画けいかくについて「過激かげき」と指摘してきし、顧客こきゃくの体験たいけんを悪化あっかさせる可能性かのうせいがあると述のべた。グーグルは事業分割じぎょうぶんかつについて、アンドロイドとクロームを破壊はかいし、人工知能じんこうちのう（ＡＩ）の技術革新ぎじゅつかくしんを妨さたまげ、競合他社きょうごうたしゃとの個人情報こじんじょうほうの共有きょうゆうを強制きょうせいし、人ひとびと々のプライバシーを侵害しんがいする恐おそれがあるとした。

米政府べいせいふは訴訟そしょうで、グーグルが複数ふくすうの連動れんどうする戦術せんじゅつや自社じしゃが管理かんりする製品せいひんを利用りようして検索分野けんさくぶんやで競合他社きょうごうたしゃを締しめ出だしており、消費者しょうひしゃにはほとんど選択肢せんたくしがなく、検索けんさくエンジン市場しじょうの革新性かくしんせいが低ひくいと主張しゅちょうしていた。