日本新聞: 太陽の活動「極大期」に NASAなど発表 GPSなどに不具合おそれ

太陽たいようの活動かつどう「極大きょくだい期き」に NASAなど発表はっぴょう GPSなどに不ふ具合ぐあいおそれ

Oct 16, 2024 14:10

Furigana

NASA＝アメリカ航空こうくう宇宙うちゅう局きょくなどは、太陽たいようの活動かつどうが非常ひじょうに活発かっぱつになる「極大きょくだい期き」と呼よばれる時期じきに入はいっていると発表はっぴょうしました。この状態じょうたいは今後こんご1年ねんは続つづく可能かのう性せいがあり、GPSや一部いちぶの無線むせん通信つうしんなどに不ふ具合ぐあいが出でるおそれがあるということです。

太陽たいようはおよそ11年ねんの周期しゅうきで活動かつどうが活発かっぱつになったり弱よわまったりすることがわかっていますが、NASAやNOAA＝アメリカ海洋かいよう大気たいき局きょくは15日にち、活動かつどうが非常ひじょうに活発かっぱつになる「極大きょくだい期き」と呼よばれる時期じきに入はいっていると発表はっぴょうしました。

極大きょくだい期きには、太陽たいよう表面ひょうめんの巨大きょだいな爆発ばくはつ現象げんしょう「太陽たいようフレア」などが発生はっせいし、その影響えいきょうでGPSや一部いちぶの無線むせん通信つうしん、それに送電そうでん設備せつびなどに不ふ具合ぐあいが出でるおそれがあるとしています。

また、ふだんは緯度いどの高たかい地域ちいきで観測かんそくされるオーロラが、より緯度いどの低ひくい地域ちいきで見みえる可能かのう性せいが高たかまるということです。

ことし5月つきには、太陽たいようフレアの影響えいきょうで、日本にっぽんを含ふくむ世界せかい各地かくちでオーロラが観測かんそくされたほか、アメリカでは、GPSを活用かつようしたサービスで太陽たいようフレアが原因げんいんとみられる不ふ具合ぐあいが確認かくにんされるなど、経済けいざい活動かつどうにも影響えいきょうが出でました。