沖縄のアメリカ
軍普天間基地の
移設計画で、
沖縄防衛局が
25日、
名護市辺野古沖で
護岸の
建設に
着手したことを
受けて、
沖縄県は
知事の
許可を
得ないまま、
海底の
岩礁を
壊す
行為が
確認された
場合、
工事の
差し止めを
求める
裁判を
起こす
方針で、
移設の
阻止に
向けた
動きが
続く
見通しです。
沖縄のアメリカ
軍普天間基地の
名護市辺野古への
移設に
向けて、
沖縄防衛局は
25日、
埋め立て
予定地の
周りを
取り囲む
護岸の
建設に
着手しました。
護岸の建設では大量の石材や、ブロックなどが海に投入されるため、工事が進むと原状回復が難しくなるとされ、沖縄県の翁長知事は25日、「環境保全の重要性を無視した暴挙だ」として、あらゆる手段で移設を阻止する考えを強調しました。
沖縄防衛局は、護岸の完成にはおよそ3年を見込んでいて、今後、海底に鋼鉄のパイプを打ち込む作業なども行う予定です。
これについて、沖縄県は、沖縄防衛局が先月末で期限が切れた海底の岩礁を壊すための許可を得ていないとしていて、岩礁を壊す行為が確認された場合、速やかに工事の差し止めを求める裁判を起こす方針です。
また、翁長知事は去年、最高裁判所で認められなかった「埋め立て承認の取り消し」とは別に、「埋め立て承認の撤回」をすることを明言していて、移設の阻止に向けた動きが続く見通しです。