世界3大映画祭の
1つ、カンヌ映画祭がフランスで開幕しました。ことしは、
河瀬直美監督の
作品が
最優秀賞を
競う
部門にノミネートされていて、
日本の
映画として
20年ぶりの
受賞となるか
注目されます。
カンヌ映画祭は、
世界各国の
映画関係者を
迎えて
17日、フランスで
開幕しました。
オープニングセレモニーの会場へと続くレッドカーペットでは、華やかに着飾った映画の監督や出演者たちが報道陣を前に笑顔でポーズをとっていました。
70回目の節目を迎えたことしのカンヌ映画祭では、難民問題や地球温暖化などをテーマにした政治的メッセージの強い作品が多くノミネートされています。
映画祭の運営責任者のティエリー・フレモー ディレクターは「カンヌ映画祭は第2次世界大戦が終わった翌年に開かれた初回から、表現の自由を守り、人々が対話する機会を提供してきた。それは今日も変わらない」と話していました。
今回、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門には、河瀬直美監督の最新作「光」を含む19作品がノミネートされています。
日本の映画として今村昌平監督の「うなぎ」以来、20年ぶりの受賞となるか注目されます。カンヌ映画祭は今月28日まで開かれ、最終日にパルムドールの受賞作品が発表されます。