「
九州北部豪雨」で
発生した
流木の
量は、およそ
21万立方メートル、
重さにして
17万トンに達すると
推定されることが
国土交通省の
調査でわかりました。
4年前の
伊豆大島の
土砂災害で
出た
量の
15倍に
相当し、
過去最大級と
見られるとしています。
国土交通省の
九州地方整備局は、「
九州北部豪雨」で
崩壊したり、
土石流が
起きたりした
斜面の
面積を
航空写真から
調べ、
発生した
流木の
量を
調べました。
その結果、福岡県と大分県を流れる10の川の流域で合わせておよそ21万立方メートル、重さにして17万トンに達すると推定されることがわかりました。
国土交通省によりますと、これは4年前、平成25年の伊豆大島の土砂災害で出た1万3600立方メートルの15倍に相当し、過去最大級と見られるということです。
流域ごとに見ますと、いずれも福岡県朝倉市を流れる赤谷川が最も多く、3万9200立方メートルで、次いで桂川で2万8800立方メートル、北川で2万7600立方メートルなどとなっています。
国土交通省は「九州北部豪雨では、斜面が崩壊した場所が多く、それに伴って流木が発生した量も格段に多かった。今後、地域ごとの流木対策を速やかに進めていきたい」と話しています。