予想される進路にはまだ幅がありますが、来週には強い勢力で東日本や西日本に近づくおそれがあり、東日本を中心に大雨や大荒れの可能性もあることから最新の情報に注意してください。
気象庁によりますと、台風7号は午前3時には小笠原の近海を1時間に15キロの速さで西へ進んでいます。
中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
台風は今後、発達しながら北西へ進み、12日土曜日にかけて暴風域を伴ったまま小笠原諸島に接近する見込みです。
【最新情報はこちら】台風の予想進路
小笠原諸島では12日にかけて非常に強い風が吹く見込みで、10日と11日の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル、12日の最大風速は25メートルから29メートル、最大瞬間風速は35メートルから45メートルと予想されています。
伊豆諸島でも台風の接近に伴って次第に波が高くなり、小笠原諸島では12日にかけて、伊豆諸島では14日ごろにかけて大しけが続くおそれがあります。
また、小笠原諸島では12日にかけて、伊豆諸島では14日ごろは大雨のおそれがあります。
小笠原諸島では11日朝までの24時間に降る雨の量は多いところで150ミリ、その後、12日の朝までの24時間には100ミリから200ミリと予想されています。
小笠原諸島では暴風や高波、土砂災害に警戒し低い土地の浸水や川の増水に注意してください。
来週 東日本や西日本に近づくおそれ
台風は強い勢力のまま北上する見込みで、予想される進路にまだばらつきはありますが来週、東日本や西日本に近づくおそれがあります。
東日本では大雨や大荒れの可能性があるほか、進路によっては西日本でも大雨や大荒れの可能性があります。
お盆の時期に影響が出るおそれもあり、最新の台風の情報に注意してください。