中学受験塾大手「
四谷大塚」の
講師が
教え子の
女子児童を
盗撮した
などとして
逮捕された
事件で、
児童は
当日、
授業がなかったにもかかわらず、
指導名目で
塾に
呼び出されていたことがわかりました。
警視庁は
計画的に
盗撮したとみていきさつを
調べています。
中学受験塾大手「四谷大塚」で講師を務めていた森崇翔容疑者(24)は、ことし5月、都内の校舎で教え子の小学生の女子児童を脅し、下着が露出する状態で床に座らせたうえ、わいせつな内容を言わせ、その様子をスマートフォンで盗撮したとして強要や都の迷惑防止条例違反の疑いで、19日に逮捕されました。
調べに対し「動画を見て性的欲求を満たすためだった。脅したり危害を加えたりするつもりはなかった」と供述し、容疑を一部否認しているということです。
これまでの調べによりますと、女子児童は当日、授業がなかったにもかかわらず、森容疑者が「指導する」という名目で親に連絡し教室に呼び出していて、警視庁は計画的に盗撮したとみています。
盗撮した動画などをSNSのグループチャットに投稿していた疑いもあるということで、警視庁は押収したスマートフォンを解析するなどして詳しいいきさつを調べることにしています。
四谷大塚は、容疑者を今月10日付けで懲戒解雇していて、「今回の不祥事を極めて重く受け止め、二度とこのような事態を起こさぬよう、全社を挙げて再発防止対策を実行していきます」などとコメントしています。