鈴木財務大臣は、
骨太の
方針の
原案で、2030
年度までの6
年間について
基礎的財政収支の
黒字を
続けると
明記されなかったことについて「
財政健全化に
向けた
姿勢はいささかも
後退していない」と
述べ、
財政規律の
緩みにつながらないという
考えを
示しました。
今月11日に政府が示した骨太の方針の原案では「財政健全化の旗を下ろさず、来年度・2025年度の国と地方の基礎的財政収支の黒字化を目指す」とした一方で、2030年度までの6年間について「取り組みの進捗(しんちょく)・成果を後戻りさせない」としたものの黒字を続けると明記されませんでした。
鈴木財務大臣は、14日の閣議のあとの記者会見で財政規律の緩みにつながらないか問われたのに対し「原案では財政健全化の旗を下ろさず2025年度の基礎的財政収支の黒字化という目標に引き続き取り組むとしている。財政健全化に向けた姿勢はいささかも後退していない」と述べました。
そのうえで鈴木大臣は、2026年度以降の財政運営について「まずは2025年度の黒字化を目指し、その進捗や成果を後戻りさせることはなく、経済再生と財政健全化を両立させる歩みをさらに前進させる」と述べ、財政健全化に向けた取り組みを続ける姿勢を示しました。