決勝は25日午後8時半
決勝に臨む8人のうち山縣選手、桐生選手、サニブラウン選手、小池選手、多田選手の5人はすでに10秒05のオリンピック参加標準記録を突破しています。
この5人は決勝で3位以内に入れば代表に内定し、そのほかの選手も決勝で標準記録を突破して3位以内に入れば内定します。
この注目の決勝のスタートリストが今夜発表され、中央の4レーンに山縣選手、5レーンに桐生選手、その両脇の3レーンにサニブラウン選手、6レーンに多田選手、そして8レーンに小池選手が入りました。
ライバルと並んで走り3位以内に入ってオリンピック代表の切符をつかむのはだれか、決勝は25日午後8時半です。
【男子100m決勝 スタートリスト】
2レーン:東田旺洋(準決勝のタイム:10秒35)
3レーン:サニブラウン アブデルハキーム(準決勝のタイム:10秒30)
4レーン:山縣亮太(準決勝のタイム:10秒16)
5レーン:桐生祥秀(準決勝のタイム:10秒28)
6レーン:多田修平(準決勝のタイム:10秒17)
7レーン:デーデーブルーノ(準決勝のタイム:10秒21)
8レーン:小池祐貴(準決勝のタイム:10秒30)
9レーン:柳田大輝(準決勝のタイム:10秒22)
▽男子円盤投げ決勝は、堤雄司選手が59メートル29センチで優勝しました。 ▽女子走り幅跳びは、秦澄美鈴選手が6メートル40センチで優勝。 ▽女子円盤投げの決勝は、52メートル89センチを投げた齋藤真希選手が優勝しました。 しかし、いずれの種目も東京オリンピック出場の条件の一つ、参加標準記録の突破はならず、大会1日目は代表内定を決めた選手はいませんでした。
また、25日の決勝に向けては「きょう持ったいいイメージと課題を最後1本にまとめあげたい」と話していました。
決勝進出が決まらない段階で取材に応じたサニブラウン選手は「右足がつってしまった。レース前は大丈夫だったがスターティングブロックを出て立ち上がる20メートルから30メートルくらいのところでつった。なかなか練習でもつることはないですね」と話しました。 また、決勝進出が微妙な状況については「自分はもう何もできない。決勝に行ったらいいなという感じ」と話していました。 その後の2組の結果で決勝進出が決まったあと再び、取材に応じたサニブラウン選手は「明日はしっかりと体調を整えて、夜になると冷えてくると思うので、しっかりケアして全力で臨みたい」と気持ちを切り替えていました。
決勝に向けては「準決勝で速くても必ず勝てるわけではないので、集中して臨みたいです」と意気込んでいました。
準決勝のあと取材に応じた桐生選手は右足のアキレス腱の痛みが続いていることを明らかにし、「何をしても常に痛い、歩くのも痛い」と話しました。そのうえで「あしたは決勝だけなので、気が楽というわけではないがしっかりと走りきりたい」と話し、東京オリンピックの代表がかかる決勝に向け意気込みを示しました。
そのうえで、決勝に向けては「後半勝負のレースができれば準決勝よりいいレースができると思う。3位以内に入って代表になれたらいいと考えるのではなく、優勝を目指して準備したい」と意気込んでいました。
今後については「まずはゆっくり休んで万全な状態にしてまた頑張れるようにしたい。去年みたいに常にいい状態でいられる強い選手になりたい」と話していました。
福島選手はレースのあと「いいコンディションで大会に臨むことはできませんでした。ここへ来るまでサポートしてくれた方々に、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話しました。 また進退について問われると「チームに帰ってから決めたいです。今は何も言えません」と話し、明言を避けました。
大会1日目 このほかの決勝種目の結果
山縣「最後1本にまとめあげたい」
サニブラウン「右足がつった」
多田「集中して臨む」
桐生「タイムあげていきたい」
小池「優勝目指して準備」
ケンブリッジ「敗因、全部ですね」
女子100m 福島千里は予選敗退
