ロシアは主要パイプライン「ノルドストリーム」を通じたヨーロッパへの天然ガスの供給を停止しました。「定期点検」だと説明しました。
インタファクス通信によりますと、バルト海を経由してロシアとドイツを結ぶノルドストリームは11日、ガスの供給を完全に停止しました。
ロシア政府が実質的に支配する運営会社は「予定通りの保守点検作業で21日以降に供給を再開する」と発表しました。
ただ、ドイツ側からはロシア側が再開の条件としてウクライナを支援しているヨーロッパ各国に譲歩を迫るのではないかと懸念する声も上がっています。
ヨーロッパへのガス供給を巡っては、ロシア側はすでに他のパイプラインの供給量を激減させていて、今回のノルドストリームの停止でエネルギー不足がさらに深刻化する可能性があります。