일본어 뉴스: 岸田首相会見【詳細】安倍元首相の国葬 4回目接種などについて

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、午後ごご6時じから総理そうり大臣だいじん官邸かんていで記者きしゃ会見かいけんを行おこないました。

安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんの国葬こくそうを行おこなう方針ほうしんや、4回かい目めのワクチン接種せっしゅの対象たいしょう範囲はんいを拡大かくだいすることなどについて説明せつめいしました。

“節ふしガス”「お願おねがいする状況じょうきょうにはない」

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、いわゆる「節ふしガス」について「現在げんざい、都市としガスの需給じゅきゅうはひっ迫ひっぱくしておらず国民こくみんに『節ふしガス』などをお願おねがいする状況じょうきょうにはないが、万が一まんがいちの状況じょうきょうに備そなえあらゆる対応たいおうを検討けんとうしたい」と述のべました。

サハリン2 「日本にっぽん企業きぎょうの権益けんえきを守まもる」

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうが「サハリン2」の事業じぎょう主体しゅたいをロシア企業きぎょうに変更へんこうするよう命めいじる大統領だいとうりょう令れいに署名しょめいしたことについて「ロシアの対応たいおうは予断よだんを許ゆるさない。日本にっぽんとしては、世界せかいの自由じゆうと平和へいわ秩序ちつじょを守まもるためにロシアの脅おどしには屈くっせず、きぜんと対応たいおうするという基本きほん方針ほうしんは譲ゆずれない」と述のべました。

そのうえで「『サハリン2』は日本にっぽんの電力でんりょくやガスの安定あんてい供給きょうきゅうの観点かんてんからも重要じゅうようなプロジェクトだ。大統領だいとうりょう令れいによってLNG＝液化えきか天然てんねんガスの輸入ゆにゅうが直ただちに止とまるわけではないが、日本にっぽんの企業きぎょうの権益けんえきを守まもりLNGの安定あんてい供給きょうきゅうが確保かくほできるよう、官民かんみんで一体いったいで対応たいおうしたい」と述のべました。

防衛ぼうえい費ひの増額ぞうがく「数字すうじありきで議論ぎろんしない」

防衛ぼうえい費ひの増額ぞうがくについて「自民党じみんとうから政府せいふに新あらたな『国家こっか安全あんぜん保障ほしょう戦略せんりゃく』などの策定さくていに向むけた提言ていげんがされており、その中なかで、弾薬だんやくの確保かくほなどによる継つぎ戦せん能力のうりょくの維持いじや、AI＝人工じんこう知能ちのう、無人むじん機き、量子りょうし技術ぎじゅつなどの先端せんたん技術ぎじゅつの早期そうき実用じつよう化か、防衛ぼうえい生産せいさん・技術ぎじゅつ基盤きばんや人的じんてき基盤きばんの強化きょうか、いわゆる反撃はんげき能力のうりょくの保有ほゆうが提言ていげんされており、こうしたものも参考さんこうにしながら内容ないようと予算よさんと財源ざいげんの3点てんをセットで議論ぎろんを進すすめていきたい」と述のべました。

そのうえで「政府せいふとして数字すうじありきで議論ぎろんはしない。NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうの加盟かめい国こくが、防衛ぼうえい費ひの目標もくひょうとしているGDP＝国内こくない総そう生産せいさんの2％という数字すうじを念頭ねんとうに置おきながら、わが国わがくにとして、5年ねんかけて防衛ぼうえい力りょくを抜本ばっぽん的てきに強化きょうかしていく。国民こくみんの命いのちや暮くらしを守まもるために何なにが必要ひつようなのか具体ぐたい的てきに、現実げんじつ的てきに積み上つみあげていかなければならない。現実げんじつ的てき、具体ぐたい的てきな議論ぎろんを行おこなわなければならないことを念頭ねんとうに、年末ねんまつに向むけてしっかり進すすめていきたい」と述のべました。

安倍あべ元もと首相しゅしょうの国葬こくそう全額ぜんがくを国費こくひで

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「いわゆる国葬こくそうの費用ひよう負担ふたんについては、国くにの儀式ぎしきとして実施じっしするものであり、その全額ぜんがくが国費こくひによる支弁しべんとなるものと考かんがえている」と述のべ、安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんの国葬こくそうは国費こくひから支出ししゅつする考かんがえを示しめしました。

また、記者きしゃ団だんが「国費こくひを支出ししゅつするにあたって国会こっかい審議しんぎは必要ひつようか」と質問しつもんしたのに対にたいし「国くにの儀式ぎしきを内閣ないかくが行おこなうことは、内閣ないかく府ふ設置せっち法ほうに内閣ないかく府ふの所掌しょしょう事務じむとして明記めいきされている。国くにの儀式ぎしきとして行おこなう『国葬こくそう儀ぎ』については、閣議かくぎ決定けっていを根拠こんきょとして行政ぎょうせいが国くにを代表だいひょうして行おこないうるもので、内閣ないかく法制ほうせい局きょくともしっかり調整ちょうせいしたうえで政府せいふとして判断はんだんしている」と述のべました。

4回かい目め接種せっしゅ「障害しょうがい者しゃ施設しせつの職員しょくいんなどにも拡大かくだいが大事だいじ」

4回かい目めのワクチン接種せっしゅの対象たいしょう範囲はんいを拡大かくだいすることについて「障害しょうがい者しゃ施設しせつの職員しょくいんの方々かたがたなどに対にたいしても拡大かくだいすることが大事だいじだ。対象たいしょうは現場げんばの状況じょうきょうも確認かくにんしながら明あきらかにしたいが弱よわい立場たちばの方々かたがたを支援しえんする人ひとたちをしっかり支ささえるために必要ひつような接種せっしゅを考かんがえていかなければならない」と述のべました。

原発げんぱつ再さい稼働かどう「安全あんぜん性せいが大だい前提ぜんてい」

原発げんぱつについて「基本きほん的てきな考え方かんがえかたは、従来じゅうらいどおり安全あんぜん性せいを大前提だいぜんていにしていくことで変かわらない。地元じもとの意見いけんを聞ききながら再さい稼働かどうを進すすめ、最大限さいだいげんの活用かつようを図はかっていく。再さい稼働かどうが円滑えんかつに進すすむよう、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいが審査しんさ効率こうりつ化かの取り組とりくみを着実ちゃくじつに実施じっししていくと承知しょうちしており、国くにも前面ぜんめんに立たって、立地りっち自治体じちたいなど、関係かんけい者しゃの理解りかいと協力きょうりょくが得えられるよう、粘り強ねばりづよく取り組とりくんでいく」と述のべました。

政府せいふによりますと、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんが冬ふゆの電力でんりょくひっ迫ひっぱくに備そなえて稼働かどうさせるとした9基きの原発げんぱつは、

▼福井ふくい県けんにある

◇高浜たかはま原発げんぱつ3号機ごうきと4号機ごうき、

◇大飯おおい原発げんぱつ3号機ごうきと4号機ごうき、

◇美浜みはま原発げんぱつ3号機ごうき、

▼愛媛えひめ県けんの

◇伊方いかた原発げんぱつ3号機ごうき、

▼佐賀さが県けんの

◇玄海げんかい原発げんぱつ3号機ごうき、

▼鹿児島かごしま県けんの

◇川内原かわないはら発はつ1号機ごうきと2号機ごうきだということです。

新型しんがたコロナ水際みずぎわ対策たいさく「強化きょうかは具体ぐたい的てきには考かんがえていない」

新型しんがたコロナの水際みずぎわ対策たいさくについて「国内外こくないがいのニーズや検疫けんえき体制たいせいなどを勘案かんあんし、内外ないがいの感染かんせん状況じょうきょうや主要しゅよう国こくの水際みずぎわ対策たいさくの状況じょうきょうを踏ふまえながら、適切てきせつに判断はんだんしていく。いま対策たいさくを強化きょうかすることは具体ぐたい的てきには考かんがえていないが、今後こんごの状況じょうきょうを注視ちゅうししていきたい」と述のべました。

成し遂なしとげたいこと「日本にっぽんの経済けいざいを再生さいせいし、持続じぞく可能かのうなものに」

記者きしゃ団だんから総理そうり大臣だいじんの在任ざいにん中ちゅうに最もっとも成し遂なしとげたいことを問とわれたのに対にたいし「1つは、新型しんがたコロナや物価ぶっか高だかなどを乗り越のりこえて日本にっぽんの経済けいざいを再生さいせいし、持続じぞく可能かのうなものにすることだ。国外こくがいでは、国際こくさい社会しゃかいで平和へいわの秩序ちつじょが揺ゆるがされている状況じょうきょうなので、日本にっぽんが国際こくさい社会しゃかいの中なかで平和へいわを維持いじし、しっかり対応たいおうできるための国際こくさい的てきな秩序ちつじょ作づくりに汗あせをかきたい」と述のべました。

銃撃じゅうげき事件じけん「率直そっちょくに言いって警備けいび態勢たいせいに問題もんだいがあった」

安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんが演説えんぜつ中ちゅうに銃じゅうで撃うたれて死亡しぼうした事件じけんについて「大変たいへん重おもく受け止うけとめており、率直そっちょくに言いって警備けいび態勢たいせいに問題もんだいがあったと考かんがえている。いま国家こっか公安こうあん委員いいん会かいや警察庁けいさつちょうで問題もんだい点てんを早急そうきゅうに洗い出あらいだし、具体ぐたい的てきな対策たいさくを検討けんとうしていると報告ほうこくを受うけているが、世界せかい各国かっこくの要人ようじん警護けいごの在り方ありかたなどとも照てらしながら、全面ぜんめん的てきに点検てんけんし、正ただすべきことは早急そうきゅうに正ただしてもらいたい」と述のべました。

内閣ないかく改造かいぞうや党とう役員やくいん人事じんじ「まだ何なにも決きめていない」

内閣ないかく改造かいぞうや党とう役員やくいん人事じんじについて「選挙せんきょが終おわったばかりで、まずは臨時りんじ国会こっかいなどの政治せいじ日程にっていを考かんがえなければならない段階だんかいであり、人事じんじについてはまだ何なにも決きめていないし、今いま、具体ぐたい的てきに話はなしをする段階だんかいにはない」と述のべました。

そのうえで「今いま、国くにの内外ないがいに有事ゆうじと言いっていいほど、歴史れきしを画かくするような課題かだいが山積さんせきしており、こうした状況じょうきょうの中なかでは何なによりも与党よとうの結束けっそくが大事だいじだ。『適材てきざい適所てきしょ』ぐらいは頭あたまにあるが、それ以上いじょう具体ぐたい的てきなものは今いまはまだ決きまっていない」と述のべました。

憲法けんぽう改正かいせい「より議論ぎろんが活発かっぱつ化かされることを期待きたい」

憲法けんぽう改正かいせいについて「国会こっかいでの議論ぎろんを深ふかめ、内容ないようで3分ぶんの2の賛同さんどうを得える取り組とりくみを進すすめていかなければならない。総理そうり大臣だいじんの立場たちばで内容ないようや進め方すすめかたについて申し上もうしあげることは控ひかえなければならないが、先さきの通常つうじょう国会こっかいでも、憲法けんぽうをめぐる国会こっかいでの議論ぎろんが活発かっぱつ化かしてきていると感かんじており、秋あきに臨時りんじ国会こっかいが開催かいさいされれば、より議論ぎろんが活発かっぱつ化かされることを期待きたいする」と述のべました。

「必要ひつような財政ざいせい出動しゅつどうはちゅうちょしてはならない」

今後こんごの物価ぶっか高騰こうとう対策たいさくと財政ざいせい政策せいさくについて「目めの前まえの物価ぶっか高騰こうとうなどに対にたいする必要ひつような財政ざいせい出動しゅつどうはちゅうちょしてはならない。このことと中ちゅう長期ちょうき的てきに国くにの信頼しんらいの礎いしずえである財政ざいせいを安定あんていさせていくことは決けっして矛盾むじゅんしない。目めの前まえの課題かだいにしっかり対応たいおうしながら、中ちゅう長期ちょうき的てきな財政ざいせいについても国際こくさい市場しじょうやマーケットがわが国わがくにの信頼しんらいに疑念ぎねんを抱いだくことがないように財政ざいせい経済けいざい運営うんえいをしていきたい」と述のべました。

外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょう先頭せんとうに立たって首脳しゅのう外交がいこうを進すすめる

外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょうをめぐって、来月らいげつ以降いこう、NPT＝核かく拡散かくさん防止ぼうし条約じょうやくの再さい検討けんとう会議かいぎや、TICAD＝アフリカ開発かいはつ会議かいぎをはじめ、外交がいこう日程にっていが続つづくとして、みずから先頭せんとうに立たって首脳しゅのう外交がいこうを進すすめる決意けついを示しめしました。

さらに、国家こっか安全あんぜん保障ほしょう戦略せんりゃくなどの策定さくていに向むけた議論ぎろんを加速かそくさせ、5年ねん以内いないの防衛ぼうえい力りょくの抜本ばっぽん的てき強化きょうかの具体ぐたい化かを行おこなうとしたほか、来年らいねん広島ひろしまで開催かいさいされるG7サミット＝主要しゅよう7か国かこく首脳しゅのう会議かいぎの事務じむ局きょくをあす設置せっちし着実ちゃくじつに準備じゅんびを進すすめる考かんがえを示しめしました。

物価ぶっか高騰こうとうポイント付与ふよする新あらたな支援しえん制度せいど

物価ぶっか高騰こうとう対策たいさくでは15日にちに「物価ぶっか・賃金ちんぎん・生活せいかつ総合そうごう対策たいさく本部ほんぶ」を開ひらいて対応たいおう策さくを議論ぎろんするとしたうえで、地方ちほう創そう生せい臨時りんじ交付こうふ金きんの増額ぞうがくや、一定いっていの節電せつでんを行おこなった家庭かていなどに対にたいし、幅広はばひろく使つかえるポイントを付与ふよする新あらたな支援しえん制度せいどを整備せいびする考かんがえを重かさねて示しめしました。

そして、5兆ちょう5000億おく円えんの予備よび費ひを機動きどう的てきに活用かつようしながら、切れ目きれめなく対策たいさくを行おこなっていくと強調きょうちょうしました。

最大さいだい9基きの原発げんぱつ稼働かどうを進すすめるよう指示しじ

エネルギー対策たいさくをめぐり岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、冬ふゆには再度さいど、電力でんりょく需給じゅきゅうがひっ迫ひっぱくすることが懸念けねんされるとして、萩生田はぎうだ経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんに対にたいし、最大さいだい9基きの原発げんぱつの稼働かどうを進すすめ、日本にっぽん全体ぜんたいの電力でんりょく消費しょうひ量りょうのおよそ1割わりに相当そうとうする電力でんりょくを確保かくほするとともに、火力かりょく発電はつでんの供給きょうきゅう能力のうりょくを追加ついか的てきに10基き分ぶん確保かくほすることを目指めざすよう指示しじしたと明あきらかにしました。

そして「これらが実現じつげんされれば、過去かこ3年間ねんかんと比くらべ、最大さいだいの供給きょうきゅう力りょく確保かくほを実現じつげんできる。政府せいふの責任せきにんであらゆる方策ほうさくを講こうじ、この冬ふゆのみならず、将来しょうらいにわたって電力でんりょくの安定あんてい供給きょうきゅうが確保かくほできるよう全力ぜんりょくで取り組とりくむ」と述のべました。

夏なつの電力でんりょく安定あんてい供給きょうきゅうの見通みとおし

エネルギー対策たいさくをめぐり、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、この夏なつは電力でんりょくの安定あんてい供給きょうきゅうを確保かくほできる見通みとおしが立たったとして、無理むりな節電せつでんをせずクーラーを使つかいながら乗り越のりこえてほしいと呼よびかけました。

主要しゅような駅えきや空港くうこう 100か所かしょ以上いじょうに「臨時りんじの無料むりょう検査けんさ拠点きょてん」を整備せいび

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、夏休なつやすみで人ひとと人ひととの接触せっしょく機会きかいが増ふえることが予想よそうされるとして、全国ぜんこくのおよそ1万まん3000か所かしょで無料むりょうの検査けんさを行おこなうほか、主要しゅような駅えきや空港くうこうなどに100か所かしょ以上いじょうの臨時りんじの無料むりょう検査けんさ拠点きょてんを整備せいびする考かんがえを示しめしました。

また国民こくみんに対にたいしては、手て指ゆび消毒しょうどくや室内しつないで会話かいわするときのマスク着用ちゃくよう、冷房れいぼうでこもりがちになる室内しつない・飲食いんしょく店内てんないでの十分じゅうぶんな換気かんきといった基本きほん的てきな感染かんせん対策たいさくを徹底てっていするよう協力きょうりょくを呼よびかけました。

4回かい目め接種せっしゅ医療いりょう従事じゅうじ者しゃと高齢こうれい者しゃ施設しせつのスタッフなどに拡大かくだい

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、現在げんざい、60歳さい以上いじょうの人ひとなどに行いっている4回かい目めのワクチン接種せっしゅの対象たいしょう範囲はんいを、医療いりょう従事じゅうじ者しゃと高齢こうれい者しゃ施設しせつのスタッフなどにも拡大かくだいし来週らいしゅう以降いこう、接種せっしゅを始はじめることを表明ひょうめいしました。

具体ぐたい的てきには、現在げんざい、60歳さい以上いじょうの人ひとや18歳さい以上いじょうで基礎きそ疾患しっかんがある人ひとに行いっている4回かい目めのワクチン接種せっしゅについて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうの審議しんぎ会かいに諮はかったうえで、すべての医療いりょう従事じゅうじ者しゃと高齢こうれい者しゃ施設しせつのスタッフなどおよそ800万まん人にんにも対象たいしょう範囲はんいを拡大かくだいし、来週らいしゅう以降いこう、接種せっしゅを進すすめることを表明ひょうめいしました。

また、3回かい目めの接種せっしゅを終おえていない若わかい世代せだいに対にたいし、感染かんせん拡大かくだいを踏ふまえて接種せっしゅを受うけるよう呼よびかけました。

「新あらたな行動こうどう制限せいげんは現時点げんじてんでは考かんがえていない」

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、新型しんがたコロナの感染かんせん状況じょうきょうについて、感染かんせんが全国ぜんこく的てきに拡大かくだいし、若わかい世代せだいを中心ちゅうしんにすべての年代ねんだいで感染かんせん者しゃが増ふえているものの、重症じゅうしょう者しゃ数すうや死亡しぼう者しゃ数すうは低ひくい水準すいじゅんにあり、病床びょうしょう使用しよう率りつも総そうじて低ひくい水準すいじゅんにあると説明せつめいしました。

そして、新あらたな行動こうどう制限せいげんを行おこなうことは現時点げんじてんでは考かんがえていないとする一方いっぽう、社会しゃかい経済けいざい活動かつどうと感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしの両立りょうりつを維持いじするため、世代せだいごとにメリハリの効きいた感染かんせん対策たいさくをさらに徹底てっていする考かんがえを示しめしました。

安倍あべ元もと首相しゅしょう「国葬こくそう」の方針ほうしんを表明ひょうめい

演説えんぜつ中ちゅうに銃じゅうで撃うたれて亡なくなった安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんについて、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、歴代れきだい最長さいちょうの期間きかん、総理そうり大臣だいじんの重責じゅうせきを担にない、内政ないせい・外交がいこうで大おおきな実績じっせきを残のこしたなどとして、ことしの秋あきに国葬こくそうを行おこなう方針ほうしんを表明ひょうめいしました。

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは会見かいけんの冒頭ぼうとう、奈良なら市しで演説えんぜつ中ちゅうに銃じゅうで撃うたれて亡なくなった安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんに哀悼あいとうの意いを示しめしました。

そのうえで、安倍あべ氏しについて「憲政けんせい史上しじょう最長さいちょうの8年ねん8か月かげつにわたり、卓越たくえつしたリーダーシップと実行じっこう力りょくをもって総理そうり大臣だいじんの重責じゅうせきを担にない、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいからの復興ふっこうや日本にっぽん経済けいざいの再生さいせい、日にち米べい関係かんけいを基軸きじくとした外交がいこうの展開てんかいなどさまざまな分野ぶんやで実績じっせきを残のこすなど、その功績こうせきはすばらしいものがある」と述のべました。

また「外国がいこくの首脳しゅのうを含ふくむ国際こくさい社会しゃかいから極きわめて高たかい評価ひょうかを受うけており、民主みんしゅ主義しゅぎの根幹こんかんである選挙せんきょが行おこなわれている中なか、突然とつぜんの蛮行ばんこうで逝去せいきょされたことに対にたいして、国くにの内外ないがいから幅広はばひろく哀悼あいとうや追悼ついとうの意いが寄よせられている」と述のべました。

そして「こうした点てんを勘案かんあんし、この秋あきに『国葬こくそう儀ぎ』の形式けいしきで、安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんの葬儀そうぎを行おこなうこととする」と表明ひょうめいしました。

さらに岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんを追悼ついとうするとともに、わが国わがくには暴力ぼうりょくに屈くっせず民主みんしゅ主義しゅぎを断固だんことして守り抜まもりぬくという決意けついを示しめしていく。合あわせて、活力かつりょくにあふれた日本にっぽんを受け継うけつぎ未来みらいを切きりひらいていくという気持きもちを世界せかいに示しめしていきたい」と述のべました。