19日、上三川町でレンタカーの後部座席から布のようなものが頭まで全身にかけられた女性が遺体で見つかり運転していた埼玉県熊谷市の安栖達也容疑者(28)が遺体を遺棄した疑いで逮捕され、20日検察庁に送られました。
調べに対し、容疑を認めているということです。
警察は女性の身元の確認を進めていましたが、捜査関係者によりますと車内に残された所持品などから千葉県内に住む15歳の女子高校生とみられるということです。
これまでの調べで、死後1日から数日がたっているとみられ、首に手で絞められたような痕があったといういうことです。
一方、容疑者が運転していたレンタカーは栃木県内のナンバーで、数日前に1週間以上使う予定で借りられていて、その後、都内や埼玉などを走行していたとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は身元の特定を進めるとともに女性が死亡したいきさつや2人が接点を持った経緯も捜査しています。
容疑者は8年前に逮捕歴 執行猶予判決も
捜査関係者によりますと、安栖容疑者は8年前の2015年の9月に横浜市内で小学6年生の女子児童を車で連れ去ったなどとして逮捕・起訴されていました。
また、この事件で保護観察の付いた執行猶予の判決を言い渡されていたということです。
容疑者の自宅近くに住む人「少し離れた保護司の元に通っていた」
容疑者の自宅の近くに住む男性は「7、8年前に容疑者が保護司の元に通っていたという話を知り合いの保護司から聞いた。自宅の近くには預けられないと少し離れたところに通っていたと聞いているが、それ以上、詳しいことは分からない」と話していました。
また「18日の昼前に家族が自宅にいるのは見たが、容疑者本人の姿は見たことはない」と話しています。