アメリカ議会下院で
議長が
不在の
異例の
事態が
続く中、
多数派を
占める共和党は、
下院の
党ナンバー・スリーの
議員を
新たな
議長候補に
決めました。
ただ、
議員は
党内の
反対で
直後に
撤退を
余儀なくされたと
伝えられ、
混乱した
状況が
続いています。
アメリカ議会下院で多数派を占める共和党は今月3日以降、3週間にわたって不在が続く議長の後任選びを急いでいますが、議長候補に決まった議員たちが党内の対立で支持をまとめられず、相次いで撤退しています。
共和党は24日、党内で再び投票を行い、下院の党ナンバー・スリーのエマー院内幹事を3人目の議長候補に決めました。
しかし、アメリカメディアは、エマー氏が党内の反対にあって、議長候補に決まってからわずか数時間後に撤退を余儀なくされたと相次いで報じました。
共和党内では、エマー氏について保守強硬派の議員などが「党内で最も穏健派の議員だ」などとして議長選出に反対していたほか、党内に強い影響力を持つトランプ前大統領も支持しない考えを表明していました。
エマー氏は、反対議員への働きかけを続けましたが、最終的に議長選出に必要な票を獲得できないと判断したものとみられます。
共和党の議長候補が党内の反対で撤退したのはこれで3人目で、混乱した状況が続いています。