新型コロナウイルスのワクチンについて、
年齢によって
効果や
持続性に、
どの程度の
違いが
出るのかを
確かめるため、
京都大学のグループがワクチンの
接種を
受けるおよそ200
人を
対象に、
接種後の
免疫細胞の
変化などを
調べることになりました。
調査を行うのは、免疫学が専門で京都大学iPS細胞研究所の濱崎洋子教授と、医学部附属病院でつくるグループです。
グループによりますと、計画では附属病院の医療従事者と一般公募する65歳以上の高齢者、それぞれおよそ100人に協力してもらい、ワクチンを接種する前と後の1年間で血液を6回採取するということです。
そして、ウイルスの働きを抑える抗体の値や免疫細胞の変化などを分析し、年齢などによるワクチンの効果やその持続性の違いを調べることにしています。
濱崎教授は「ウイルスを攻撃する免疫細胞は、加齢で少なくなったり機能が低化したりすることが知られている。特に高齢者に対する効果の持続性を解明できれば、今後、リスクが高い高齢者にどのような頻度で接種すればいいのか、検討するのに役に立つ」と話しています。