大阪市消防局のまとめによりますと、
新型コロナの
患者を
搬送する
際、
現場到着から
病院に
向けて
出発するまでに1
時間以上かかった
ケースは、
先週は270
件。
感染拡大にともなって急増し、前の週の5倍以上になりました。
病床のひっ迫に伴い、コロナ患者以外の搬送にも影響が出ています。
消防では、救急搬送の際、患者のもとに到着してから出発までに30分以上かかった上、4か所以上の病院に受け入れ可能か照会したケースを「救急搬送困難事案」としています。
多くはコロナ患者以外を搬送するケースだということですが、大阪市消防局の管内では先週が281件と、先月22日からの1週間に比べて100件以上増えました。
各地の消防では、新型コロナで、搬送に長時間かかるケースが増えると急病や事故といったそれ以外の搬送にも影響が出かねないと危機感を抱いています。
自宅などでの療養者 8500人余
大阪府内では、
医療の
ひっ迫で、
新型コロナの
感染が
確認されたあと、
長期間、
自宅での
療養を
余儀なくされている
人もいます。
20日時点で8500人あまりと、この2週間で3倍以上に急増しています。
陽性が確認されたあと、直接、医師の診察を受けることができず、不安を抱えたまま自宅療養を余儀なくされている人も少なくありません。
救急車2回呼んでも搬送されず
妻と
大学生と
高校生の
子どもの5
人で
暮らす大阪市内の50
代の
男性の
家では、
今月5
日、
無症状だった
大学生の
息子の
感染が
確認されました。
しかし、宿泊療養の施設に空きがないとして、息子は自宅療養となりました。
翌日、50代の妻が発熱し、PCR検査の結果、妻も今月10日に陽性と確認されました。
保健所からは自宅で療養し、血液中の値を測って毎日、アプリで報告するよう求められましたが、酸素の値を測る機械は今も送られてきていません。
妻が
陽性と
確認されて3
日後の
今月13
日、
妻が
熱と
全身の
倦怠感に
加え、
胸の
痛みを
訴えたため、
男性は
救急車を
呼びました。
しかし、救急隊員からは、病床がひっ迫しているため、保健所の許可がなければ、病院に搬送できないと断られたと言います。
さらに2日後の今月15日、今度は妻がトイレで倒れ、気を失っているのを見つけ、2度目の救急要請を行いました。
今度は救急隊が保健所の医師と連絡をとりましたが、血液中の酸素の値が入院が必要な数値ではないとして搬送されませんでした。
妻はその後、今週になって熱が36度台から37度台まで下がりましたが、これまでに経験したことがないという倦怠感が続き、今も寝込んでいるということです。
男性は「病床がひっ迫しているとは聞いていたが、想像以上に医療が厳しいのではないかと実感した。妻のように急変のリスクをかかえながら自宅で過ごしている人は多いと思う。早く感染者が減ってきちんと医療が受けられる状況になってほしい」と訴えていました。
大阪市消防局「保健所の指示介さずに搬送はできない」
こうした状況について大阪市消防局は「自宅療養者から搬送の要請はあるが、病床がひっぱくしているため保健所の指示を介さずに搬送することはできない」としています。
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