憲法を「
改正する
必要が
あると
思う」と
答えた
人に
理由を
聞いたところ
「日本を取り巻く安全保障環境の変化に対応するため必要だから」が54%と最も多く、
「国の自衛権や自衛隊の存在を明確にすべきだから」が19%、
「プライバシーの権利や環境権など、新たな権利を盛り込むべきだから」が14%、
「アメリカに押しつけられた憲法だから」が7%でした。
憲法を「
改正する
必要はないと
思う」と
答えた
人に
理由を
聞いたところ、「
戦争の
放棄を
定めた
憲法9
条を
守りたいから」が56%と
最も多く、
「すでに国民の中に定着しているから」と
「基本的人権が守られているから」がそれぞれ16%、
「アジア各国などとの国際関係を損なうから」が4%でした。
憲法9条の改正
憲法9
条について、
改正する
必要が
あると
思うか
どうか
聞いたところ、
「改正する必要があると思う」が28%、
「改正する必要はないと思う」が32%、
「どちらともいえない」が36%でした。
去年の同じ時期に行った調査と比べると、「改正する必要がある」はほぼ同じ割合だったのに対し、「改正する必要はない」は5ポイント減少しました。
憲法9
条を「
改正する
必要が
あると
思う」と
答えた
人に
理由を
聞いたところ、
「自衛力を持てることを憲法にはっきりと書くべきだから」が59%と最も多く、
「国連を中心とする軍事活動にも参加できるようにすべきだから」が19%、「海外で武力行使ができるようにすべきだから」と
「自衛隊も含めた軍事力を放棄することを明確にすべきだから」がそれぞれ8%でした。
憲法9
条を「
改正する
必要はないと
思う」と
答えた
人に
理由を
聞いたところ、
「平和憲法としての最も大事な条文だから」が63%と最も多く、
「改正しなくても、憲法解釈の変更で対応できるから」が17%、
「海外での武力行使の歯止めがなくなるから」が9%、
「アジア各国などとの国際関係を損なうから」が6%でした。
“改正議論進めるべき” 関西学院大学 井上武史教授
憲法学が
専門で、
憲法改正に
向けた
議論を
進めるべきだという
立場の
関西学院大学の
井上武史教授は、「
新型コロナウイルスの
影響で
移動や
営業の
自由が
制約される
状況を
経験したことに
加え、
中国の
軍事的脅威が
感じられるようになり、
国民は
今の
憲法で
対応できるのかと
感じているのではないかと
推測される」と
話しています。
そのうえで「問題が起きてからだと場当たり的で拙速な議論になってしまうので、コロナ禍のいま憲法を変えようとするのは全く望ましくない。感染が終息したあと、今回の経験や問題点を踏まえてすみやかに議論を開始し、必要な改正をすべきだ」と指摘しています。
また、井上教授は憲法9条について、「平和主義や戦争放棄の規定が戦後の繁栄と平和をもたらしたという評価が定着している一方、今のままで日本の安全を守れるのかという疑問も生まれてきている。平和主義の理念を維持しつつ、現実の脅威に対処することは十分できると思うので、どこで折り合いをつけるのか対話を続けることが望ましい」と話していました。
“今は変えるべきでない” 東京大学 石川健治教授
憲法学が
専門で、
今は
憲法を
変えるべきでないという
立場の
東京大学の
石川健治教授は、「
去年の
今頃は、
緊急事態宣言が
出されたことに
関連し、
憲法に『
緊急事態条項』を
設ける必要が
あるという
議論があったが、いま、
その主張の
説得力は
失われており、
特定の
条項を
改正しなければならないという
問題意識が
起きる理由はない」と
話しています。
そして「憲法改正の議論をするには、賛成する側も、反対する側も、立憲主義的でなければならないが、日本学術会議の会員任命をめぐる対応など今の政権運営を見るかぎり、その前提ができていないと言わざるをえない」と指摘しています。
そのうえで石川教授は「新型コロナウイルスの影響で、生存権や移動の自由、営業の自由など身近なところで憲法が問題になっている。憲法というと、どうしても9条を変えるか、変えないかという議論に集中してしまいがちだが、改正の議論ではなく、今の憲法の理念をどのように実現し、どうやって個人の尊厳を守るのかという生産的な議論を進めることが重要だ」と話していました。
インドネシアの火山で大規模噴火 国内で目立った潮位変化なし
日本時間の2日未明、インドネシアの火山で大規模な噴火が発生しました。気象庁は噴火による津波の有無や日本への影響を調べていますが、午前8時半現在、国内や海外の観測点で目立った潮位の変化は観測されていないということです。
N2
Source: NHK
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Aug 2, 2025 09:08
“核兵器 変わらないか増える”回答が半数近くに NHK世論調査
被爆80年のことし、NHKが行った世論調査で、「現在ある核兵器は今後どうなると思うか」を聞いたところ、「今と変わらないか、むしろ増える」と回答した人が半数近くにのぼりました。専門家は「核なき世界という目標へ具体的な行動をどう起こしていくのか、大きな分岐点に立っている」と指摘しています。
Source: NHK
Aug 2, 2025 17:08
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