日本新聞: ロサンゼルスにおける移民取締中の銃器暴発事件――連邦保安官ら2名負傷、FBIが捜査開始

米べいカリフォルニア州しゅうロサンゼルスにおいて21日にじゅういちにち、移民いみん取締とりしまりりの過程かていで移民税関捜査局いみんぜいかんそうさきょく（ＩＣＥ）職員しょくいんの携行けいこうしていた銃器じゅうきが誤あやまって暴発ぼうはつし、連邦れんぽう保安官局ほあんかんきょく（ＵＳＭＳ）職員しょくいんを含ふくむ2名にめいが負傷ふしょうしたことが、国土安全保障省こくどあんぜんほしょうしょう（ＤＨＳ）の発表はっぴょうにより明あきらかとなった。
捜査関係者そうさかんけいしゃがＣＮＮに語かたったところによれば、ＩＣＥ職員しょくいんは車両しゃりょうで逃走とうそうを試こころみた容疑者ようぎしゃを制圧せいあつしようとした際さいに、銃器じゅうきが暴発ぼうはつしたとみられる。
容疑者ようぎしゃの容体ようたいは依然いぜん不明ふめいであるが、情報筋じょうほうすじによると重傷じゅうしょうを負おっている可能性かのうせいが高たかいという。一方いっぽう、負傷ふしょうした連邦れんぽう保安官ほあんかんは現在げんざい、容体ようたいは安定あんていしていると報告ほうこくされている。
この事件じけんについては、連邦捜査局れんぽうそうさきょく（ＦＢＩ）が詳細しょうさいな捜査そうさを進すすめている。ＤＨＳは声明せいめいの中なかで、「今回こんかいの出来事できごとは、特定とくていの対象たいしょうに対たいする交通取締こうつうとりしまりりの実施じっし中に発生はっせいした」と説明せつめいしている。容疑者ようぎしゃは過去かこにも逃走とうそうを図はかった経緯けいいがあるという。
ＩＣＥは別べつの声明せいめいで、「ＩＣＥ捜査官そうさかんは連邦れんぽう保安官ほあんかんの支援しえんを受うけつつ、不法滞在者ふほうたいざいしゃの運転うんてんする車両しゃりょうを通常つうじょうの法執行手続ほうしっこうてつづきに則のっとって停止ていしさせた。不法滞在者ふほうたいざいしゃは車両しゃりょうを凶器きょうきとして使用しようし、逃走とうそうを試こころみるために法執行機関ほうしっこうきかんの車くるまに衝突しょうとつを繰くり返かえした」と述のべた。これに対たいし、捜査官そうさかんは訓練くんれんに基もとづき防御射撃ぼうぎょしゃげきを行おこない、不法滞在者ふほうたいざいしゃは肘ひじを負傷ふしょうし、捜査官そうさかんの一人ひとりも跳弾ちょうだんによって手てを負傷ふしょうしたという。両者りょうしゃは病院びょういんで治療ちりょうを受うけている。
関係筋かんけいすじによると、発砲はっぽうはＩＣＥ職員しょくいんが容疑者ようぎしゃの車くるまに接近せっきんし、拳銃けんじゅうで窓ガラスまどがらすを破やぶって拘束こうそくしようとした際さいに発生はっせいしたとみられる。このときの暴発ぼうはつにより、容疑者ようぎしゃと連邦れんぽう保安官ほあんかんの双方そうほうが撃うたれた可能性かのうせいがあるという。

ロサンゼルスにおける移民いみん取締とりしまり中の銃器じゅうき暴発ぼうはつ事件じけん――連邦れんぽう保安官ほあんかんら2名にめい負傷ふしょう、FBIが捜査そうさ開始かいし

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