일본어 뉴스: 5月基本給など高い伸びも実質賃金は26か月連続マイナス

5月つき基本きほん給きゅうなど高たかい伸のびも実質じっしつ賃金ちんぎんは26か月かげつ連続れんぞくマイナス

Jul 8, 2024 09:07

Furigana

ことし5月つきの働はたらく人ひとの基本きほん給きゅうなどにあたる所定しょてい内ない給与きゅうよは、前年ぜんねんと比くらべて2.5％増加ぞうかし、およそ31年ねんぶりの高たかい伸のび率りつとなりました。一方いっぽうで、物価ぶっかを反映はんえいした実質じっしつ賃金ちんぎんは26か月かげつ連続れんぞくのマイナスとなり、依然いぜんとして物価ぶっかの上昇じょうしょうに賃金ちんぎんの伸のびが追おいついていない状態じょうたいが続つづいています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、全国ぜんこくの従業じゅうぎょう員いん5人にん以上いじょうの事業じぎょう所しょ3万まん余あまりを対象たいしょうに「毎月まいつき勤労きんろう統計とうけい調査ちょうさ」を行おこなっていて、ことし5月つき分ぶんの速報そくほう値ちを公表こうひょうしました。

それによりますと、基本きほん給きゅうや残業ざんぎょう代だいなどをあわせた現金げんきん給与きゅうよの総額そうがくは1人にん当あたり平均へいきんで29万まん7151円えんと、前まえの年としの同おなじ月つきに比くらべて1.9％増加ぞうかし、29か月かげつ連続れんぞくのプラスとなりました。

このうち基本きほん給きゅうなどにあたる所定しょてい内ない給与きゅうよは26万まん3539円えんと2.5％増加ぞうかし、1993年ねん以来いらいおよそ31年ねんぶりの高たかい伸のび率りつとなりました。

一方いっぽうで、物価ぶっかの変動へんどう分ぶんを反映はんえいした実質じっしつ賃金ちんぎんは、前まえの年としに比くらべて1.4％減少げんしょうしました。

実質じっしつ賃金ちんぎんのマイナスは26か月かげつ連続れんぞくと過去かこ最長さいちょうを更新こうしんし、依然いぜんとして物価ぶっかの上昇じょうしょうに賃金ちんぎんの伸のびが追おいついていない状態じょうたいが続つづいています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「春闘しゅんとうで高たかい水準すいじゅんの賃上ちんあげの動うごきが広ひろがっているが、物価ぶっか高騰こうとうの影響えいきょうが強つよく、実質じっしつ賃金ちんぎんはマイナスが続つづいている。6月つき以降いこうも賃上ちんあげを行おこなう企業きぎょうもあるとみられるので、今後こんごいつプラスに転てんじるのか注視ちゅうししたい」としています。