Actualités japonaises: 基礎年金の底上げ措置など与野党が意見交わす【日曜討論】

自民じみん・公明こうめい両りょう党とうと立憲りっけん民主党みんしゅとうが修正しゅうせい協議きょうぎを進すすめている年金ねんきん制度せいど改革かいかくの関連かんれん法案ほうあんをめぐり、NHKの日曜にちよう討論とうろんで、与野党よやとうの社会しゃかい保障ほしょう制度せいどの責任せきにん者しゃらが基礎きそ年金ねんきんの底上そこあげ措置そちなどについて、意見いけんを交かわしました。

自民党じみんとうの田村たむら元もと厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは「本当ほんとうは『あんこ』と言いわれる基礎きそ年金ねんきんの底上そこあげ部分ぶぶんを法案ほうあんに入いれたかったが、前回ぜんかいの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで、議席ぎせきを減へらして与党よとうだけでは法律ほうりつが通とおらないので、野党やとうに理解りかいいただけるかが非常ひじょうに不安ふあんだったというのが本当ほんとうのところだ。

立憲りっけん民主党みんしゅとうとの協議きょうぎの中なかでこれをどうするのか議論ぎろんしていて、入はいれば元もとに戻もどる。今回こんかい、立憲りっけん民主みんしゅ党とうから修正しゅうせい案あんが出でてくるということであり、国会こっかいで成立せいりつすれば問題もんだいない」と述のべました。

公明党こうめいとうの里見さとみ隆治りゅうじ氏しは「基礎きそ年金ねんきんの底上そこあげは進すすめるべきだ。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの修正しゅうせい案あんはその方向ほうこう性せいに合致がっちしている。本来ほんらいは物価ぶっか上昇じょうしょうを上回うわまわる賃上ちんあげを推進すいしんして経済けいざいを成長せいちょうさせればハッピーなケースになるが、最悪さいあく、経済けいざいが好転こうてんしない場合ばあいでも底上そこあげすべきという立場たちばだ」と述のべました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの山井やまい和則かずのり氏しは「政府せいふ案あんは全まったくだめと言いわざるを得えず、基礎きそ年金ねんきんの底上そこあげという1番ばん肝きもの部分ぶぶんが削除さくじょされてしまった。

このまま放置ほうちしたら今後こんご、今いまの現役げんえき世代せだいや若者わかものの年金ねんきんが最大さいだい3割わりカットされる。年金ねんきん改革かいかくは政争せいそうの具ぐにしてはならない。法案ほうあんは、今週こんしゅう金曜日きんようびに衆議しゅうぎ院いんを通過つうかさせないと今いまの国会こっかいで成立せいりつしないので、何なにが何なにでも、年金ねんきんが減へることにブレーキをかける修正しゅうせい案あんを成立せいりつさせたい」と述のべました。

日本にっぽん維新いしんの会かいの青柳あおやぎ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは「国民こくみんが一番いちばん注目ちゅうもくしているのは、自分じぶんが老後ろうごの生活せいかつを支ささえるに足たるだけの年金ねんきんをもらえるのかどうかだと思おもうが、立憲りっけん民主みんしゅ党とうと自民党じみんとうで話し合はなしあっている内容ないようを入いれても国民こくみんの不安ふあんの声こえに全まったく応こたえられるものにならないし、恒久こうきゅう財源ざいげんが必要ひつようだが説明せつめいは全まったくない。

小手先こてさきの改革かいかくではなく、抜本ばっぽん改革かいかくをやっていかなければいけない」と述のべました。

国民こくみん民主みんしゅ党とうの田村たむら麻美あさみ氏しは「年金ねんきん制度せいど改革かいかくは踏み込ふみこみ不足ふそくと言いわざるをえない。

基礎きそ年金ねんきんの水準すいじゅんを上あげることは与野党よやとう問とわず議論ぎろんしていかなければならない。定年ていねんの延長えんちょうや公的こうてき年金ねんきんのあり方ありかたなど、雇用こようや財政ざいせいも含ふくめた議論ぎろんをすべての党派とうはが議論ぎろんしなければ国民こくみん的てき議論ぎろんが広ひろがらない」と述のべました。

共産きょうさん党とうの小池こいけ書記しょき局長きょくちょうは「最大さいだいの問題もんだいは、マクロ経済けいざいスライドを続つづけるかどうかだ。