麻薬王まやくおうのカバ爆増ばくぞう一部いちぶ処分やしょぶんへ コロンビア

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Nov 5, 2023 10:11 0
Furigana
Báo tiếng Nhật

 南米なんべいコロンビアのスサナ・ムハマッド(Susana Muhamad)環境かんきょう持続可能開発相じぞくかのうかいはつしょう2ふつか麻薬王まやくおうパブロ・エスコバル(Pablo Escobar)が輸入ゆにゅうしたカバの子孫しそん166とうについて、一部いちぶ処分やしょぶんする方針ほうしんあきらかにした。

 ムハマッド記者団きしゃだんたいし、年内ねんない20とう不妊手術ふにんしゅじゅつほどこべた。さらに「何頭なんとうか」を安楽死あんらくしさせるとかたったが、具体的ぐたいてきかずあきらかにしなかった。

 1980年代ねんだい、エスコバルが私設動物園用しせつどうぶつえんようアフリカから輸入ゆにゅうしたカバは、最初さいしょちいさなだった。だが1993ねんにエスコバルが警察けいさつとの銃撃戦じゅうげきせん死亡しぼうしたあと、カバはかわ沼地ぬまち湿地しっちがあり、サバンナ気候きこうえさ豊富ほうふなアンティオキア(Antioquia)しゅう自由じゆううごまわようになり、個体数こたいすう爆発的ばくはつてき増加ぞうかした。

 当局とうきょく不妊手術ふにんしゅじゅつ国外こくがい動物園どうぶつえんへの譲渡じょうとなど、さまざまな対策たいさくこころみてきたが、抑制よくせいできていない。

 環境省かんきょうしょう昨年さくねん世界せかいもっと危険生物きけんせいぶつひととされるカバを外来種がいらいしゅ指定していし、処分やしょぶんみちひらいた。

 カバの繁殖はんしょくそもそもれず、周辺しゅうへん住民じゅうみん野生動物やせいどうぶつ脅威きょういあたえていると専門家せんもんか警告けいこくしている。カバはマグダレナ(Magdalena)川沿かわぞいの漁村ぎょそんおそったり、校庭こうてい侵入しんにゅうしたりしたこともある

 専門家せんもんかは、このままでは国内こくないのカバは2035ねんまでに1000とうたっするおそある警告けいこくしている。一方いっぽう動物愛護活動家どうぶつあいごかつどうからは、不妊手術ふにんしゅじゅつはカバに苦痛くつうあたえ、実施じっしする獣医師ししいしにもおおきな危険きけんともな主張しゅちょうしている。

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