日本新闻: 川崎スクールバスを待っていた児童など20人殺傷の事件から5年

川崎かわさきスクールバスを待まっていた児童じどうなど20人にん殺傷さっしょうの事件じけんから5年ねん

May 28, 2024 13:05 1

Furigana

川崎かわさき市しでスクールバスを待まっていた児童じどうなど20人にんが殺傷さっしょうされた事件じけんから28日にちで5年ねんです。事件じけんの現場げんばでは、花はなを手向たむけるなどして亡なくなった2人にんを悼いたむ人ひとの姿すがたが見みられました。

5年ねん前まえ、川崎かわさき市し多摩たま区くの路上ろじょうでスクールバスを待まっていた小学生しょうがくせいと保護ほご者しゃが次々つぎつぎと包丁ほうちょうで刺さされるなどし、6年生ねんせいの栗林くりばやし華子はなこさん（当時とうじ11）と、別べつの児童じどうの保護ほご者しゃで外務省がいむしょう職員しょくいんだった小山こやま智史さとしさん（当時とうじ39）が死亡しぼうしたほか、18人にんが重軽傷じゅうけいしょうを負おいました。

事件じけんから5年ねんがたつ28日にち、現場げんばでは朝あさから近ちかくの住民じゅうみんなどが花はなを手向たむけたり、手てを合あわせたりして2人にんを悼いたみました。

近所きんじょに住すむ50代だいの女性じょせいは「あれから5年ねんがたちますが、忘わすれることはできません。『あのような事件じけんは二度にどと起おこさないようにしますから、安心あんしんして眠ねむっていてください』という思おもいで、手てを合あわせました」と話はなしていました。

また毎年まいとし、献花けんかに訪おとずれているという30代だいの男性だんせいは「風化ふうかしないように、少すこしでも力ちからになればと思おもい毎年まいとし来きています。事件じけんが二度にどと起おきてほしくないという願ねがいを込こめて献花けんかをしました」と話はなしていました。

児童じどうが通かよっていた私立しりつカリタス小学校しょうがっこうでは追悼ついとうのミサが行おこなわれ、遺族いぞくや児童じどうなど合あわせておよそ350人にんが参列さんれつしたということで、小野おの拓たく士し校長こうちょうは「5年ねんがたちますが、悔くやしさと悲かなしさが今いまもあります。回復かいふくのペースは、子こどもたちそれぞれ違ちがうので、子こどもたちにあわせた支援しえんを続つづけていきたい」と話はなしています。