和歌山県にある
お寺の
話です。
昔、
お寺に「またじろ」という
名前のたぬきが
住んでいました。
很久很久以前,有一只名叫马太郎的狸猫住在一座寺庙里。
和尚さんや
村の
人たちは、またじろが
生む
子どもを
楽しみにしていました。
ある
日、またじろは
お寺からいなくなりました。
和尚さんたちは
心配していると、
着物の
店の
人が
お寺に
来ました。
当住持和大家都很担心的时候,有一个卖衣服的人来到了寺庙。
店の
人は「またじろが
子どもの
服を
買いました。
お金をもらいに
来ました」と
言いました。
和尚さんは、「またじろは
服を
買うために
京都に
行ったのかもしれない」と
思いました。
しばらくして、またじろは
元気な3
匹の
子どもと
一緒に
お寺に
帰ってきました。
过了一会儿,正次郎带着三个健康的孩子一起回到了寺庙。
和尚さんは「またじろは
人をだました」と
思って、またじろに「
お寺から
出て
行ってもらうぞ」と
言いました。
住持认为正次郎欺骗了大家,对正次郎说:“请离开寺庙。”
次の
日、またじろと3
匹の
子どもは
お寺からいなくなりました。
和尚さんは「
本当に
出て
行ってしまうなんて」と
後悔しました。
秋になって、
お寺の
門の
前に
山でとった
食べ
物がたくさん
置いてありました。
当秋天来临时,寺庙门前会摆放许多从山上采集来的食物。
和尚さんは「きっと、またじろが
持ってきてくれたんだろう」と
思って、うれしくなりました。