11000いちまんせんねんまえのピアス:アナトリアでつかったふる装飾そうしょくひん

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N3 Sep 3, 2025 07:09 308
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トルコのアナトリア南東部なんとうぶにあるボンジュクル・タルラという場所ばしょで、とてもふるいピアスがつかりました。この場所ばしょ新石器時代しんせっきじだいむらで、今から1万1000年以上いちまんせんいじょうまえ人々ひとびとんでいました。考古学者こうこがくしゃたちは、いし黒曜石こくようせき(こくようせき)、大理石だいりせき、そしてどうつくられたくちびるみみのピアスを発見はっけんしました。これらのピアスは、大人おとなひとほねちかくでつかりました。とくに、したあごやあたまよこほねのあたりにありました。さらに、した前歯まえばにはちいさなすりったあとがあり、ピアスがながあいだ使つかわれていたことがかります。このむらでは、どものお墓おはかからはピアスがつかりませんでした。大人おとなだけがピアスをつけていたので、ピアスは大人おとなになるためのしるしや、特別とくべつ意味いみがあったとかんがえられます。ピアスはただのかざりではなく、自分じぶんがどんなひとか、どのグループにいるかをあらわ大切たいせつなものでした。この発見はっけんから、むかし人々ひとびと自分じぶんのアイデンティティやしんじていることをからだあらわしていたことがかります。ボンジュクル・タルラのピアスは、人間にんげん歴史れきしかんがかたるための大切たいせつがかりです。
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